角川文庫<br> 実伝 真田幸村

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角川文庫
実伝 真田幸村

  • 著者名:火坂雅志
  • 価格 ¥561(本体¥510)
  • KADOKAWA(2014/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044003166

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内容説明

大坂夏の陣で家康本陣を幾度も切り崩し、「日本一の兵(つわもの)」と称賛された真田幸村。史実やエピソードをめぐる評論や特別対談等を文庫オリジナルで編集。幾多の伝説に彩られた数奇な生涯と実像に迫る!

目次

特別対談 日本一の兵がみせた意地(松平定知×火坂雅志)
第1部 真田幸村の戦いと人物像(若き幸村―出生の秘密と人質時代 父子の上田合戦―天下を相手に賭した野望 九度山脱出―「浮浪の群れ」とともに大坂城へ ほか)
第2部 真田幸村像の諸相(義の男たちから得たもの―直江兼続、大谷吉継、石田三成 大坂城内の人間模様―幸村と死生をともにした漢たち 真田忍びの実像―小土豪のサバイバル術 ほか)
第3部 真田幸村の生涯(真田幸村とその時代―地の利、天の時を得た真田氏三代)
付録 『名将言行録』(抄)(岡谷繁実著)明治四十二年刊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

57
最近真田ばかり読んでいる。すっかり真田一家の人が好きである。この本は数年前に亡くなった『天地人』の火坂雅志の編集した幸村伝アンソロジー。私は火坂雅志の書くものは好きではない。幸村が上杉家に人質経験がある為、直江兼続から上杉の「義」を学んだという空想で押し切る。証拠は皆無である。大半が『歴史群像』や『歴史街道』誌の記事から集めたものというのも若干つまらないが、大河の時代考証の一人・平山優の書き下ろしや、真田研究の大家・小林計一郎のもの等もあり、火坂のもの(松平定知アナとの対談含む)以外は面白かった。2016/03/11

金吾

22
何人かの作家が手分けして幸村を書いていますが、よくまとまっていると感じました。幸村が人気があるのがよくわかりました。2021/11/16

miku

17
一方ではゲームの人気キャラとしてイケメンに描かれ、反面背が低い出っ歯だったとも伝えられる謎多き武将。兄の信之と真逆の生涯を歩んだ日陰の武将。面白いけど今一つ分からないところも多い人。地方の弱小豪族クラスからここまで名を挙げて生き残った才覚は凄いし、地の利を生かした戦術は並大抵では無理だと思う。同じような条件で大成しなかった武将は数知れずだから。…でも、それほど名を残す凄さを持った武将なら他にもたくさんいるはず。謎が多くて弱小ながら大大名と渡り合った史実が予想以上に判官贔屓で人気に繋がってるような…。2014/04/13

ひかりパパ

12
火坂雅志の『真田三代』を読んで真田一族に興味が湧いたので衝動買いし一気読み。松平定知と火坂の対談が興味深い。真田の気風は信州人と上州人のハイブリッドだという火坂の指摘に納得。真面目さや知識欲旺盛な信州人と進取の気風の上州人の両方を兼ね備えている。また牧場や薬草園を経営し地場産業の育成に力を注いでいたことや仙台にも真田の血脈があること、山伏を情報の収集者として活用していたことなど『真田三代』に書かれていない真田一族の一面が知れた。2016/01/09

ヒトコ

6
火坂さん初読み。と言っても小説だと思ったら複数の著者による評伝集だった。2年位前に秋月こおさんの幸村作品を読んで、BLとして読者を限定してしまうのが惜しい程面白く幸村に興味を持った。関ケ原以前の幸村についてもっと知りたいと思い本書も購入してみたのだが、若き日の幸村の記録って本当に少ないのだとわかった。今年は大河ドラマにもなったので、やっと積読解消。『名将言行録』の幸隆、昌幸、信之も読めてよかったが、下の名前のみの登場人物が誰だか解りづらかった(^^;)2016/09/22

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