角川文庫<br> ラストラン

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角川文庫
ラストラン

  • 著者名:角野栄子
  • 価格 ¥484(本体¥440)
  • KADOKAWA(2014/01発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041011775

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内容説明

「残された人生でやっておきたいこと」 74歳のイコさんの場合は、五歳で死別してしまった岡山にある母の生家まで、バイクツーリングをすることだった。そこで出会ったのは、不思議な少女で……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

neimu

63
読み進めることがなかなかできず、ちょっと挫折。母の介護のせいもあって内容がなかなか頭に入っていかないのかも。角野栄子さんの特集番組を見たので、そのついでにと思って手に取ったのだが。普段着のファッション、とても憧れなので。角野さんのような装いをしたいと思っていたので、表紙の皮のバイクスーツ姿はちょっとびっくり。でもアクセントカラーの赤は角野さんらしい。親との関係、知りたくても父亡くなり母は呆けている。何とも複雑な気持ちになってしまい、読み進められない。もう少し時間をおいてから再度挑戦してみよう。2020/12/23

優希

58
何と言ってもイコさんが格好良いです。74歳にしてオートバイ。そして12歳の姿をした母親・ふーちゃんに出会い、ちょっとした旅が始まるのが微笑ましいです。生前と死後の関係ですが、気が合うというのがいいですよね。可愛らしい物語でした。2019/04/06

hirune

51
【Audible】74歳で真っ赤な250ccバイク「オオタくん」を駆ってのラスト ラン。イコちゃん なんてカッコいい♡そして幼い頃死別した母親の"12歳の"幽霊ふーちゃんとふたり旅になって、道中 他の幽霊に会ったり、ふーちゃんの実家が壊されたり、行きあった少年ライダーにふーちゃんが恋をして付いてっちゃったり(彼にはふーちゃん 見えないのに)。ちょっと不思議な珍道中で固い絆の出来上がった逆転母娘コンビ。せいのっで一緒に成仏するのも楽しいかも??その時がきたらね。2018/03/16

はつばあば

48
いつまでバイクに乗ってられるかと不安でしたが、まだまだイケる!と思わせてくれました。幽霊とのお付き合いはないけれど、「老いて益々盛んなり」は見習いたい。老人応援歌と受け取り、反抗心も蓄えて・・気持ちだけでも若返りを図っていきます(#^.^#)2015/09/20

九月猫

48
10歳のイコちゃんの物語に続けて読んだ。戦争中「ご時世だから」の一言でいろんなことを我慢したイコちゃん。74歳のイコさんは我慢なんてしない。自由だ。そこに平和な日本の姿を見て、続編ではないけどなんだかしみじみした。バイクに跨り旅に出たイコさんの行先は岡山。5歳の時に亡くなった母親の生家。少女の姿になった母親ふーちゃんの幽霊と出会い、奇妙でとびきり楽しい旅へと変わる。12歳のふーちゃんに、子どものイコさんの心は複雑だけど、読んでいて何度も笑ってしまった。始まりはラストランだった旅、終わりはふたりの始まりに。2015/09/04

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