内容説明
戦乱の続くフォトキア大陸南部小国家群で、無敵と恐れられる傭兵団「緋の風塵」。黒狼の二つ名を持つ部隊長アルズレッドは、いずれ伝説の竜をも殺す世界最強の男となると豪語している。戦場で拾った孤児と暮らす彼は、まず《傭兵王》ドヴォルグを倒し、その座を奪おうと秘かに狙い、剣の腕を磨いていた。だが、運命はその前に非情に立ちはだかるのだった――!!第9回C★NOVELS大賞特別賞受賞後第一作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
27
英雄《竜殺し》の終焉の続編。前日譚。 これはどちらを先に読んでも大丈夫な話になっていた。 アルズレットの幼少期の話。タイトルをみて、期待した話とは別物だったのはちょっと残念だったけど、楽しめたので良かったです。2014/03/13
アクセプター
3
英雄が生み出されるまでには当然犠牲になるものも、敵対するものも出てくる。不器用な傭兵王と息子彼らも礎になったと・・・。うん魅力的な礎達だった2014/03/04
あすべる
2
登場人物紹介のところで、誰が英雄なのかはわかったけれど、最後のほうの展開は予想外だったなぁ。前作の設定をちらっとしか覚えてなかったので、過去の流れを想像するに至らなかったんだよなぁ・・・。それにしても傭兵王も黒狼も格好いいわ。この人の作品も九条さんみたいに流行りそうだなぁ・・・。楽しみが増えてうれしいわ。2014/07/25
hallelujah
1
うーん、いい!!傭兵王も黒狼も生き様がかっこいい。傭兵王の最後のセリフ、思い返せば愛の深い男だったということですね…。アルズレットが英雄になったのちどうなるのか、は1巻目で読んで知ってはいるが、これからの展開にドキドキしてしまうような結びでした2015/07/23
Typhoon
1
一言で言えば通過儀礼の物語。「かくして少年は男になるのであった」という良質ファンタジーでよくあるそれを丁寧に描いている。前半は少しまだるい部分もあるが、次第に物語に緩急が生まれ、うねりはどんどん大きくなり、最終章は圧巻。文章はデビュー作より一歩分洗練され、確実にうまくなっている。大河ファンタジーとして読み応えある一作。次作も期待。 2015/01/18
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