内容説明
ドイツ、インド、スペイン、韓国、イタリア、フランス、カンボジア、アメリカ縦断、そして横断一人旅。まぐまぐ創業者大川弘一がフルスピードで駆け抜けた400日間全記録。旅を愛する人や起業を志す若者へ、決してオススメできない逆境ツアーはこちらです。「あんた、今どこにいるのよ」(母)
目次
東京高等裁判所第十九民事部和解室
ロサンゼルス
ナパバレー
シリコンバレー
ロングドライブ
アリゾナからテキサス
ビロクシ
北上
長野刑務所
ソウル・APPT
ハイローラ
フランクフルト
カジノサンレモ
モナコ-バルセロナ
イビサ島
ムンバイ
ゴア
西海岸縦断
シリコンバレー
カンボジア・ART
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
22
落ちぶれたIT成金がポーカーで自身を試すノンフィクション。ギャンブル物は小説もノンフィクションも一種のノワール(悪漢小説)であり、この場合悪漢とは社会不適応者、つまりこの国では空気による予定調和や同類確認が出来ない者を指す。空気を読める者は読めない者を努力しない怠け者と見なし、満たされぬ恨みを巧妙に弱者に転化する。空気の国の隠微な身分制だが、人間らしい悲惨の一例ではある。社会不適応者は、生まれつき、老化、トラウマなどを地盤とし、その夢と恨みの行く先がギャンブルであり、ノワールの土壌なのである。2017/02/12
ai
16
資産を失って、震災が起きて。働くって何だろう、何のために頑張って生きればいいんだろう。「海外に行って価値観が変わりました!」みたいな類の話はよくあるのでもういいよってかんじだけど、やっぱいろんなとこに出向いたほうがいろんな出会いもあって、そうゆうのを通して何かを学んだり強くなったり成長したりするんだよなーって、結局。ポーカー関係無いとこでの現地の人との交流、ほんとに楽しそう。特にフランクフルト、FKKのくだりめちゃ笑った。ポーカーのルールが最後までわかんなかったけどそれでも楽しく読めました。2014/02/26
ひろ☆
13
まぐまぐ創業者、裁判で疲れ、ポーカーの旅に出る。もっとワクワクすることやろう。人生なんとかなるから。みたいな勢いをもらった。2014/04/10
きりぱい
9
そんなに面白くなかったけれどまあまあ面白い。つまりは期待したポーカー部分の刺激には薄かったけれど、胆石大丈夫なのか?と各国の救急事情やバイク乗りたちとのやりとりなど旅の途上でのイベントが楽しめた。著者の事は知らなかったけれどまぐまぐと聞けばわかる。IT界で成功したのに憂き目にあってふらりと旅に。どこでも誰にでも臆さず動ける人ってすごいな。「未来を信じて進めなかった自分の薄さが容赦なく重たくのしかかる」という部分、人生の事を言っているようで実は降りなければ勝っていたゲームの話。でもこれがよくわかるんだなあ。2014/05/06
リョウ
4
ポーカーの大会に出るために世界各地を回る。面白いけど、何やってるんですかという気持ちが抑えられない。ビジネスで嫌なものをとことん見てしまうと、こうなるのか、それとも好きなことだけをできる境遇をやっと手に入れられたのか。何れにしても、ポーカーは性格が出るね。2016/11/09
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