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内容説明
DV防止法、児童虐待防止法、セクハラに関する規定など、近年、当事者側の声から生まれた法律等がある一方、民法、刑法、売春防止法等は、長年、変わっていない。
離婚、親権、賃金差別、性暴力…四〇年近く弁護士としてさまざまなケースに携わってきた著者が、性をめぐる法の問題点を明らかにし、未来に向けて提言する。
目次
1 結婚、離婚と子ども
2 ドメスティック・バイオレンス
3 女性が働くとき
4 性暴力
5 セクシュアル・ハラスメント
6 売買春と法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
40
DV防止法やセクハラ規定など、近年は当事者側の声から生まれた法律等がある一方、民法・刑法など、長年変わらないものも。離婚、賃金差別、性暴力など、40年以上弁護士として様々なケースに携わり、新法の制定にも尽力した著者が、性を巡る法の問題点を明らかに――。著者は書く。<日本の女性たちがやってきたことは、未来への希望を生み出すものであった。わたしたちは、そのことにもっと自信を持ちたい/希望を捨てずに、人間が本当に尊重される社会を作る仕事に、わたしも、もう少し参加していたいと願っている>と。そう、Me too!⇒2021/12/27
katoyann
25
性差別と性暴力に対応する法律上の課題について分かりやすく解説している。明治民法の観念を引き摺ったまま、女性の性的自由を「貞操保護」にすり替えて、保護法益(保護すべきと考えられている利益)と見なす見解が法曹界の通説だった時代があるため、強姦の被害事実の認定に大きなハードルが残る事となった。「高度の暴行・脅迫によるものだけ」を性的自由の侵害と見做す通説は、家父長制の名残だと喝破する。強姦が親告罪である事も被害女性を追い込むポイントである。また被害女性にとっては告訴の負荷が大きい。公訴時効含め法改正が望まれる。2022/01/05
ま
23
ジェンダー関係の本は「女性から見るとそうなんだ!」っていう新鮮な驚きがあるので興味深い。男性がひたすら叱られる感覚を覚えるよりはそういう驚きを味わってもらう方が効果的なような。現状もまだまだ悪いが良くなってきてはいる。はず。今のうちにジェンダー感覚を磨いておきたい。なんか奥歯に物が挟まったような感想だ。2022/01/24
かもめ通信
10
弁護士の著者が実際に手がけた事件を交えながら女性を取り巻くあれこれをわかりやすく語る。既知の事例も多く少し古めかしい気がする点もあったが、それでも「今ココ」を確認するという意味で読んでおく価値があると思う。 2014/10/06
ネクロス
7
女性がらみの法律と問題点について。このへんの意識については掘り下げていかないといけないなぁ、ということで考えるべきことを教えてもらった。2014/03/23
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