メディアワークス文庫<br> 僕の小規模な自殺

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メディアワークス文庫
僕の小規模な自殺

  • 著者名:入間人間
  • 価格 ¥583(本体¥530)
  • 特価 ¥291(本体¥265)
  • KADOKAWA(2014/07発売)
  • ポイント 2pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048662192
  • NDC分類:913.6

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内容説明

しがない大学生の俺のもとに、未来からの使者が来た。ただしその姿はニワトリだったが。そのニワトリが言う。『三年後に彼女は死ぬ』と。 「彼女」とは、熊谷藍のことで、俺のすべてだ。その彼女が、死ぬだって……? だが机をつついてコケコケうるさいそいつはこうも言う、『未来を変えろ』と。 どちらも真に受けた俺は、病魔に犯されて死んでしまうという彼女のために、三年間を捧げる決意をする。 そして俺は、彼女の前に立ちこういった。 まずはランニングと食事制限だ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(●▲●)とらうまん(*^◯^*)

55
【★★★☆☆】ニワトリの姿をした未来人曰く「三年後に彼女は死ぬ」、別の未来人曰く「彼女を救うと人類が滅びる」。 これは実に入間人間。みーまーの××くんらに通ずる、見返りなき片想いと狂った愚直さが好きです。2014/02/15

T.Y.

45
しがない大学生の俺のもとに未来人を名乗るニワトリがやって来た。彼女は3年後に病気で死ぬ、それを助けろと。運動と食事で彼女を健康にするべく努力するが、必ずしも彼女と結ばれることには繋がらない悩み。そして周辺で起こる不穏な動き。人類の存亡と彼女の生死を天秤に掛けて、クマと戦うシュールさ。そうして確保される未来も崩壊の兆しを見せる不気味な後味。自分亡き後の未来など気にかけず彼女のために邁進する一途なラブストーリーと、タイムトラベルの浅ましさ、あるいは虚しさ。結局、全人類のための戦いなど虚しいものだったのか…。2013/12/25

茉莉花

42
大学生の岬士郎のもとに、ニワトリの姿をした未来からの使者が来た。そのニワトリは、3年後に士郎の彼女・熊谷藍が病魔に侵されて死ぬと言う。士郎は、藍のために3年間を捧げる決意をする。

チェシャ猫

38
入間さんのこんなお話し好きだなぁ。無駄に熱い系というか。あがき系というか。最後の落ちは大どんでん返しがくるかと思いきや、結構いい感じに終わったなと思いました。鶏は蛇の話を聞いた時になんで笑ったんだろう?!2014/10/25

Yobata

31
未来からやってきたというニワトリが突如目の前に現れる。そのニワトリは三年後病死するという熊谷藍という女性を救って欲しいという。彼女は自身が好意を抱く女性でもあり彼女が死ぬことは世界の終わりと同じな俺はその未来を回避しようと試みるが…。入間先生お得意のタイムワープもの。今回は現代にいる主人公のもとに未来人であるニワトリがやってきて未来を変えるために動いて欲しいと頼まれる話。彼女を救うために関わってそこから恋模様が展開していくのがお約束だが、まさか彼女を救うために連れ出した先の道場男に彼女を取られるとは…。→2014/03/24

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