内容説明
古書と専門書の町、読書家の聖地ストーナム。トリシアはそんなストーナムのミステリ専門書店の店主だ。今日は『ニューヨークタイムズ』のベストセラー作家ゾウイのサイン会の日。最初で最後の全国ブックツアーの最終地点を、故郷ストーナムの小さな書店にしてくれたのだ。ゾウイのアシスタントだという姪の態度はひどかったものの、サイン会はなんとか成功。だがほっとしたのも束の間、姿が見えなくなった主役を探しにいったトリシアが見つけたのは、人気作家の変わり果てた姿だった。本屋だらけの町で起こる事件を描くライトミステリ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シキモリ
25
<本の町の殺人>シリーズ第二作目。タイトルの示す通り、主人公・トリシアの営む書店を訪れたベストセラー作家が殺されるというお約束的な幕開け。前作同様、本の町が舞台である必然性は乏しく、ストーリーも前作以上にこぢんまりしているが、町民同士の人間関係が面白いのでそれなりに楽しめる。コージーミステリーは脇役のキャラクター造詣を深掘りするジャンルではないと思うが、犯人周りの人間関係をもっと丁寧に描いても良いような。本国ではシリーズが十四作も刊行されているようだが、この狭い町を舞台にそこまで話が広がるのか興味はある。2023/01/15
み
16
二作目になって読みやすかったです。トリシアと保安官はまだ好きになれないけど、お姉さんを筆頭に気になるキャラがちらほら。ミスマープルも可愛い。この先が楽しみなシリーズです、続々と翻訳して欲しいなぁ♪2014/05/27
shizuca
15
最後までハラハラする展開でした。キンバリーが読み進めるうちにどんどん幼くなってきて彼女いくつだ、とページ戻ったりしてました。登場人物多くてみんなが個性的でしかも容疑者かもしれないとトリシアが思っちゃうと一人の人物が掘り下げられずに人となりが全部書かれずに物語がおわってしまってすこし残念。ラスはどうも好きになれないなぁ。ツナヌードルのせいじゃないけど。アンジェリカは慣れてきて嫌いではなくなったかも。犯人は動機が……とても気持ち悪いです……なぜそんな結論に至ったのか犯人よ。短絡思考にビックリ。でてくる料理やお2016/11/03
かもめ通信
15
本が好き!からのいただきもの。 古書と専門書の町として町おこしに成功したストーナムが舞台。主人公トリシアはミステリ専門書店の店主。自分の店で地元出身のベストセラー作家ゾウイを招いて開いたサイン会でなんと主役が変わり果てた姿に?! 本書はシリーズ第2弾。帯に「ライトミステリ」と銘打たれているとおり、本格的な謎ときを中心にしたストーリーではなく、地域限定で、人間関係のあれこれや、美味しそうなあれこれがふんだんに盛り込まれたコージーミステリだった。 2014/01/25
えむむ
13
またのっけからお姉様と険悪で心配になる。途中もイライラしたけど、最後は大団円で良かった。コージーでよく思うけど、あんなに人を疑って、主人公の人間関係は破綻しないんだろうか…2024/07/21
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