内容説明
もっとサクサク仕事をこなしたい!
IQが高いのに実績が上がらない人、低いのに成功する人がいる。
その原因は、「ワーキングメモリ」。日々の仕事に優先順位をつけたり、とっさの場合に機転をきかせたり、まさに脳の司令塔ともいえる認知機能だ。
この機能を強化すれば――
・仕事のスピードがあがる。
・記憶力が飛躍的にアップする。
・あらゆるスポーツの腕が上がる。
くわえて、ダイエットに成功できる、うつや認知症になりにくくなるなど、人生の質をあげることもできる。
ワーキングメモリは、30代をピークに衰え始め、さまざまな点で支障が出てくるが、幸い鍛えなおすことができる。ワーキングメモリ研究の第一人者が、最新の脳科学でメカニズムを解明するとともに、豊富なエクササイズを紹介し、最適な習慣・食生活・運動について提案する。
目次
第1部 ワーキングメモリの可能性(ようこそ、ワーキングメモリ革命へ 成功の鍵を握るワーキングメモリ 幸福とワーキングメモリ 失敗、悪癖、うっかりミス 学習成績を左右する スポーツで成果を上げる)
第2部 ワーキングメモリを改善する(ワーキングメモリの発達と衰え ワーキングメモリ・トレーニング入門 スペシャリストの秘密 ワーキングメモリと食生活 スーパーチャージする7つの習慣 ワーキングメモリの未来―世界をデザインしなおす)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
21
4/3の超音波写真。集中力とマルチタスクの章に挟まっていた。集中力の得意な相手に、短期間で多くのそして初めての課題、難題と思えることを与えてしまったがために、マルチタスクに分散し、負荷がかかり混乱したのだと思う。ひとつずつゆっくり対応をしていけば、解決できることだったように思う。相手の度量をワーキングメモリの特性を理解してあげられたはずなのに。おそらく混乱故に急速に収めようとしてこのような結果に導かれたのだと思う。相手の強みと弱みを経験値からのワーキングメモリのある私がもっと理解してあげられていたら。2017/05/14
アイスマン
16
脳の司令塔であるワーキングメモリ(作業記憶)が衰えると、依存症や過食などの悪習にのめり込みやすくなる。 つまり、動物的な脳にハッキングされる。 人間らしい生活を続ける為には、ワーキングメモリを衰退させない事が大切であり、事実としてワーキングメモリは(筋肉と同じように)鍛錬が可能だ。 以下が鍛錬方法(抜粋)。 ①社交の輪を広げる、②ランニング(素足なら尚良い)、③暗算2018/01/03
yooou
10
若干胡散臭い(笑)けど、実感共感するとこもある。ローズマリーのアロマは早速実践してますよ。確かにしゃっきりする気がする。気持ちの問題かもしれないけど(笑)2016/06/18
奈良 楓
9
【〇】● 脳の司令塔であるワーキングメモリに関する本。 ● ワーキングメモリの鍛え方についてが思っていた以上に少ないです。文章はわかりやすいので、脳のワーキングメモリの解説本としてとらえたら面白く、鍛え方の実用書ととらえると物足りなさを感じるかも。 ● ランニングがワーキングメモリ向上にいいらしいです。2018/06/23
Kosmos
9
ワーキングメモリを活用するためには、情報の数に制限を設け、ワーキングメモリが重要な情報に集中できるようにするシンプル化、情報を有効活用する能力を強化する情報の巧みな処理、ワーキングメモリが快適に機能出来るように、後方から支援するサポートの3つの基本原則がある。運動、読書、睡眠、節食、外国語の学習、仕事、香りでワーキングメモリを刺激し、認知機能を強化することができる。特に、ローズマリーやペパーミントの香りはワーキングメモリに良いため、手短な所で管理して学習やスポーツ、仕事の効率化を図りたい。 2017/07/11
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