内容説明
世界最強と言われながらもミッドウェー海戦で大敗を喫した日本海軍連合艦隊。このミッドウェー海戦をケースとして取り上げ、日本海軍の合理的な理念と明確な戦略のない戦いがいかに非効率で錯誤の多い経過をたどったのか、「戦略」「組織」「マーケティング」などの多方面から、さまざまな戦略策定の方法やフレームワークを使って分析を行う。一方戦いに勝利したアメリカ軍の戦略も取り上げ、日本海軍の戦略策定上の問題点も浮き彫りにする。実際のビジネスにおける戦略策定の入門書としてわかりやすく最適の書。
目次
第1部 ミッドウェー海戦のストーリー(ミッドウェー海戦以前 ミッドウェー島の攻防 日本空母への攻撃 アメリカ空母への反撃)
第2部 「戦略ケース」としてミッドウェー海戦を検証する(本論に入る前の準備 ロジカルシンキングによる問題点の構造化 連合艦隊敗退のメカニズムを解き明かす アメリカ側の戦略の検証 日米の戦略策定プロセスのまとめ 「飛龍」奮戦の秘密)