内容説明
世界最強と言われながらもミッドウェー海戦で大敗を喫した日本海軍連合艦隊。このミッドウェー海戦をケースとして取り上げ、日本海軍の合理的な理念と明確な戦略のない戦いがいかに非効率で錯誤の多い経過をたどったのか、「戦略」「組織」「マーケティング」などの多方面から、さまざまな戦略策定の方法やフレームワークを使って分析を行う。一方戦いに勝利したアメリカ軍の戦略も取り上げ、日本海軍の戦略策定上の問題点も浮き彫りにする。実際のビジネスにおける戦略策定の入門書としてわかりやすく最適の書。
目次
第1部 ミッドウェー海戦のストーリー(ミッドウェー海戦以前 ミッドウェー島の攻防 日本空母への攻撃 アメリカ空母への反撃)
第2部 「戦略ケース」としてミッドウェー海戦を検証する(本論に入る前の準備 ロジカルシンキングによる問題点の構造化 連合艦隊敗退のメカニズムを解き明かす アメリカ側の戦略の検証 日米の戦略策定プロセスのまとめ 「飛龍」奮戦の秘密)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
majiro
5
「失敗の本質」の関連図書として。SWOT分析など、現代のフレームワークに当てはめているところがミソ。わかりやすく、面白かった。読み終わって、幻冬社刊であることに気がつき、なるほど、さすが、やるなあと思った。そんで、読書メーターに登録しようとしたら、なぜか初登録だった! 2013年の初版、フレームワークとか流行っていた頃と思うけれど、なんだろう、埋もれてしまったのかなあ。 2015/10/06
葉
1
1942/6/5のたった1日で終わったミッドウェー海戦は太平洋戦争の分岐点や最後まで孤軍奮闘した空母飛龍などが有名である。日本の戦略と性格では、作戦目的の二重性や複雑性、攻撃力重視の戦略、上層部内でのコンフリクトの存在、意思決定マネジメントの硬直などがあげられている。同年4月のインド洋海戦が生かされていないこともあげられている。訓練された無能力として、成功パターンを状況変化後も繰り返すべきとしている。戦略オプションからのドメイン策定では、クロスSWOTにからの軍指令について書かれている。2016/01/07
言いたい放題
0
図書館にない2022/01/24
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