- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
映画化もされた大ヒット漫画『テルマエ・ロマエ』の作者が、古今東西の「いい男」たちの魅力を語り尽くす!
古代ローマ、ルネサンス、そして現代。先進的な文明や数々の芸術作品を生んだエネルギッシュな時代には、いつも知的好奇心あふれる熱き男たちがいました。ハドリアヌス、プリニウス、フェデリーコ2世(フリードリヒ2世)、ラファエロ、そしてスティーブ・ジョブズ、安部公房。共通するのは、既存のあり方に捉われず、新たな次元を切り拓いたボーダレスな男たちであるということです。彼らの魅力を語るうち浮かび上がるのは、負けず劣らずボーダレスに生きてきたヤマザキさん自身の半生。次なるルネサンスの種をまき、時代を切り拓くためのヒントが詰まったパワフルな一冊です。ヤマザキさん直筆イラストも多数収録!
目次
第1章 ヤマザキマリ、漫画的日常
第2章 男性論1―「古代ローマ」な男たち
第3章 男性論2―ルネサンスを起こす男たち
第4章 男性論3―変人論
第5章 女性論―成熟した「いい女」とは
第6章 ボーダーを超える!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トムトム
75
アハハと笑って面白かったぁという本かと思ったら、良い事がたくさん書いてあって予想外でした!男性に受けることを目指すのではなく、人間として魅力的であれば若作りしなくてもモテるとか。分かる!私は外国に行ったことがないのですが、色々な動物と仲良くする事で視野が広がりました。そしてノホホンとお気楽に過ごせています。ヤマザキさんも無国籍な?視野の広さを持っています。視野が狭いは不幸の始まり。ルートは違えど、たどり着いた結論は似たようなところがあって共感しました。2021/04/02
とよぽん
71
予想以上に面白く、元気をもらった。漫画家ヤマザキマリさんの著書を初めて読んだ。漫画の作品も読んだことがない。高橋源一郎さんのラジオ番組にヤマザキマリさんがゲストで出演したことがきっかけで、彼女の話を聞いて何と男前な?女性だと思った次第。タイトルは『男性論』でも、古今東西の人間論と言えそう。17歳で単身フィレンツェに渡り画家を目指して奮闘したヤマザキさん。「背負った苦労は、全部、笑いに昇華させなければ納得いかない」と、凄いエネルギーを感じる。『テルマエ・ロマエ』、読まねば。2021/01/12
ホッパー
63
元気になれる本。ヤマザキマリさんの性格を知らず、なぜこのような本を出しているのだろうと思っていたけれど、読んで納得。個性ある男性への愛が満ちた本であり、読んだ自分もその対象に好感を持った。小さくまとまってないで、自分の好きなことやっていこうよ、その方が魅力的だよ!という明るい物言いは気持ちが良い。よし、もっと好きなことを楽しもう。2020/03/30
カザリ
62
肉体的にも精神的にも行き詰って、精神病になるんじゃないか、、、でも絵に戻る。貧乏してもいい!一生絵を描いていくんだ。。そう気が付いた。。という文章がもうはっきり言って他人事ではない。。励まされたし、夢を現実にするってことは、そういうことだと冷静になれた。なんか、男性論はとくにまあ、いいかなという感じ。水木しげるのマンガは最高だよねwに共感。それから手塚治虫もこれから読みまくるぜ~と思っていたので、それには同感。だんだん、こういう漫画家とか作家の極論(恐れず言えば)に人生観がすっぽり近づいてきた。笑2014/09/05
団塊シニア
61
ジョブズ、安倍公房、つげ義春等作者の好きな男性は時代も国籍もバラバラであるが個性的で想像力豊かな人達である。又相続力に言及してる内容については作者の真摯な生きる姿勢が感じられる。2015/02/06