マクロウィキノミクス フラット化、オープン化、ネットワーク化する社会をいかに生きるか

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マクロウィキノミクス フラット化、オープン化、ネットワーク化する社会をいかに生きるか

  • ISBN:9784799314173

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内容説明

階層型の指揮命令系統をとる組織によって構成される旧来の世界に対し、ウェブを通じた無数の人の協働(コラボレーション)によって成立する世界を示した前作『ウィキノミクス』は大きな話題となりました。ウィキやブログ、SNSなどウィキノミクスを支えるツールの活用によって、ウィキノミクスはビジネスやテクノロジーのトレンドだけでなく、社会全体に影響を及ぼしています。ミクロ経済とマクロ経済のように、ウィキノミクスは「マクロウィキノミクス」となりました。本書ではそれぞれの業種や業界で、新たなビジネスモデルを築こうとしている個人や企業の豊富な実例を紹介しながらウィキノミクスの発展を描きます。

目次

1 ウィキノミクスからマクロウィキノミクスへ(世界中の厄介な問題は、再起動できる あらゆる知がつながる時代に、守るべき五つの法則)
2 経済の土台を見つめ直す(「だれでも銀行」になれる社会 イノベーションのヒントは、いつも外ある)
3 地球を救う新産業革命(コラボレーションで緑の地球を取り戻す 代替エネルギー経済は、ウィキノミクスで実現する 二一世紀の移動は、相乗りが基本になる)
4 知の下剋上が始まる(大学よ、さようなら ソーシャルネットワークが科学的発見を牽引する 患者コミュニティの台頭が医療を進化させる)
5 誰でもメディアの生き残り競争(新聞なき後のジャーナリズムは、誰が担うのか 音楽業界がマスコラボを先取りする テレビと映画の明るい未来)
6 公共の場を再構築する(集合知で行政に付加価値を与える 市民が監察官となる日 グローバルな問題の解決―国境を越えて)
7 ウィキノミクスは広がる(改革のための基本原則 頭脳共有時代のリーダーシップ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

柳田

12
授業で読んだ。ビジネス書で実に読みやすく翻訳が厳密でないところもある。ディスカヴァー・トゥエンティワンから出ていておしゃれな感じ。やはり気になるのは教育のところで「大学よ、さようなら」という。まあ目新しいことを言っているわけでもなく、マクロウィキノミクスの時代、伝統的な大教室での講義形式からコラボレーティブな学習への転換が説かれる。そりゃもっともなのだが、講義形式の学習のもつある種の歴史的必然性みたいなものは全く考慮されず、ひたすらイノベーティブな試みが推奨される。それが本書の優れた点であり欠点でもある。2018/07/11

人生ゴルディアス

2
この手の本を読んでいつも思うのは、うまくいった事例を一般化しすぎではなかろうかという懸念。特に、最大の事例としてリナックスをよく取り上げるけど、あれって結局マイクロソフトという巨大な敵がいたからあそこまで盛り上がれたんじゃないのかなと。また、著者はiPhoneの開発を、関係した企業の多さゆえに(そしてappstoreに多数の外部開発者がアプリを載せていることで)オープン型の製作物だと言ってるけど、iPhone開発時の秘密主義って伝説的じゃなかったっけ? 2014/03/08

yasu7777

1
★★★☆☆2018/07/20

Kenji Ogawa

1
コラボレーション、オープン、共有、倫理、相互依存の5つがイノベーションに欠かせない要素。2017/01/06

ごろー

0
事例がたくさんのっていて良い。もちろん人によるでしょうが必要のない部分も多い。2015/02/21

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