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内容説明
他人事だと思ったら大間違い! 円満な相続にするために、いまできることは――財産が少ないほうが深刻なのはなぜか。2人きょうだいがもめる理由とは?これまで12,000件以上の相談にのってきた著者が、税制改正を前にして、どうしたら円満な相続ができるのか、代表的な事例とともに徹底解説する。あんなに仲がよかった家族なのに、親子や兄弟姉妹で話し合うことすらできなくなってしまうことがある。最悪のケースでは、調停や裁判に持ち込まれることも。「うちは、もめるほど財産がないから関係ない」――そんなことは決してない。むしろ少ない家ほど遺産分割がうまくいかないケースが増えている。他人事だと思ったら大間違い。相続は、早く準備をするに越したことはない。節税にもつながり、家族で豊かな将来を考えるいい機会になるはずである。
目次
序章 相続問題は、みんな平等に訪れる
第1章 仲がいい家族でも、裁判沙汰になる事情
第2章 相続争いは、よその家の話ではない
第3章 遺言書があっても、もめることがある
第4章 置き去りにされがちな“感情面”に配慮することが鍵
第5章 相続税の改定に備えるには“経済面”も対策をとる
第6章 “相続プラン”を作って用意しよう
第7章 相続の相談先は、弁護士でも、税理士でも、信託銀行でもない!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
19
実務的というか補足説明付きの事例集的な一冊。うちは家族仲が悪くないからと思いつつも、どういった点でトラブルになり、プロはどんな対処法を提案し、相談する側としてはどうすべきかについての参考になった。弁護士に相談すればなんとかなりそうに考えるが、一度調停してしまうと「もう調停されているなら出来ることはありません」となるし、不動産が絡んでいると下手に弁護士に相談するよりも不動産屋の方が詳しかったりするそうだ。やはり相談する側に大事なことは問題点を見つける力と関係者に説明する力ということで任せきりでは解決しない。2021/10/20
てつ
11
相続の本を複数読めば、だいぶ知識が増えてくる。無知でいてはいけない2014/11/28
Koji Oshima
0
事例が多く載っていて、興味深く読めました。 解決策のバリエーションがちょっと少ないかな…