悪魔のデリバティブ - 徹底検証:怪物化する金融商品に取り憑かれた男たち

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悪魔のデリバティブ - 徹底検証:怪物化する金融商品に取り憑かれた男たち

  • 著者名:ニコラス・ダンバー/河野純治(翻訳家)
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 光文社(2014/01発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334962135
  • NDC分類:338.1

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内容説明

リーマン・ショックとは、いったい何だったのか? 金融危機を引き起こし、破滅へと至った金儲け至上主義者たちは、そのなかでどのように振る舞ったのか? 著者は、怪物化する金融商品に取り憑かれた男たちの真相に鋭く迫る。本書は、金融専門誌の記者として、デリバティブの誕生から世界金融危機までをリアルタイムで体験し、克明な取材を重ねてきた著者による徹底検証のレポートである。

目次

序章 勝利と利潤を追求する男たちの欺瞞
第1章 銀行業務を魅力的に変えた賭け
第2章 マットレスの活用
第3章 フリーランチは加工食品
第4章 傷心症候群
第5章 取りこまれた規制当局
第6章 住宅市場を全焼させる
第7章 サタンの眼
第8章 巨額担保によるダメージ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

15
内容は少し高度だが、リーマンショック前の金融業界の雰囲気をかなりリアルに理解することが出来る。また、優秀な、あまりに優秀な人達が、徹底的に利己的に仕事した結果の恐ろしさを、まざまざと実感させてくれる。2015/05/03

手押し戦車

8
自動車、食品、航空更に厄介な国債も盛り込まれた商品をパッケージにしてCDO債券担保として販売。このデリバティブは高価で資産がすぐ生まれる。格付け会社の評価を使い合成証券化して損失を嫌う投資家の好みに合わせ売れる。債券、ローンを安く仕入れ水をワインに変え格付けの数字を使って合成証券化して転売しクレジットデリバティブ債務不履行の商品を取引する。複数のチョコレートを全部味わおうとするのが人間の心理。将来のリターン、リスクを分散させてしまう。調理済み食品に難しい物を仕込む。骨折した馬を三冠馬の様に見せるのが金融2014/05/18

christinayan01

1
まるでマクドのチキンナゲットのようだ。その化け物の中身は誰にもわからない。この手の本はいくつか読んでいるが、崩壊直前になるとCDSの中身は誰にも理解できない化け物と成す。そりゃあ「CDSをきちんと説明できるだけで投資銀行からスカウトがくる」なんて言われるのも理解できる。最後は「こいつは腐っている」と気づいた者だけが勝利。2015/03/09

人生ゴルディアス

1
本としての構成がちょっと悪くないかな……。CDOの原料にCDSが使われることを前提に話がされていて、その説明がかなり後になってからようやくきたりする。CDOそのものについての説明もほとんどなされていないのに、なぜかシステミック・リスクには訳注が付いたり、想定している読者の知識レベルが不明。CDSの表記も、そのままCDSと書いたりプロテクションと呼んでみたり、不親切。訳者が本当に内容を理解して書いているのかあやしい。逆接の接続詞も原文のまま用いているのか、意味がつながらない箇所が多々あった。2014/09/24

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