内容説明
零戦開発者の堀越二郎はもうこの世にはなく、また、零戦に乗って戦い続けた人たちも多くは鬼籍に入っている。それにもかかわらず、零戦にまつわる映画や書籍が国民の注目を集めている。これほどまでに零戦が愛されている理由はどこにあるのか。零戦は日本人の優秀性を示す何よりの証拠であり、国民は口にこそ出さないものの、潜在的にその事実を感じている。「民族の誇りの結晶」であるからこそ、日本人は零戦を愛し続けているのである。
目次
序章 なぜ零戦は生き続けるのか
第1章 世界一の戦闘機誕生!―技術者・堀越二郎の開発秘話
第2章 日本人が創った世界最強の技術
第3章 日本と命運をともにした零戦
第4章 ドイツ空軍、もし零戦で戦わば
第5章 日米技術文化の違いと海軍の失敗
第6章 日本人の努力と魂を宿して
終章 零戦の改良と後継機の限界