新潮新書<br> ―明治めちゃくちゃ物語―維新の後始末

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新潮新書
―明治めちゃくちゃ物語―維新の後始末

  • 著者名:野口武彦【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2014/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106105487

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内容説明

倒幕果たせど、維新の道険し――「一人前の国家」を目指す日本の前には、未知なる難題が山積み。失業した侍をどう処するか? 国の借金をどう返すか? 国防を誰に任せるのか? 首都の都市計画をどうするか? 人道的な裁判や刑罰とは? 表現の自由は認めるのか? 西郷隆盛ら反対派をどう収めるか? 明治初期、無我夢中で国作りに励んだ男達の悪戦苦闘を描きながら、近代国家「日本」の原点を探る。

目次

第1部 明治夢幻録(明治維新は革命か―革命の三条件と三つの謎 桑と茶―失業と貧窮の首都 大村益次郎暗殺―破格な登用は命取り 奇兵隊反乱―民間兵の失業と解体 ほか)
第2部 明治反乱録(ざんぎり頭―頭髪は時代を映す 秩禄処分―職業としての武士を潰すまで 明治六年政変―外征派と内治派の争い 東京新繁昌記―活字が描いた新風俗 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

№9

33
タイトルが奮っている。明治めちゃくちゃ物語か、ホントよく収まったもんだよな明治維新!ってことが短くまとめられている。けど、予備知識というか関連書物をざっとでも読んでいないと逆に、本書だけではその本当の危うさがピンとはこないかもしれない。しかし知らなかったこともたくさんあったのでそれはそれで、積読本を増やすことになったが、なんだかそれが嬉しい。(o^^o)2014/07/09

金吾

26
44の小話で明治維新から大久保利通暗殺までをふりかえれます。淡々とした筆ながら興味を引く話があって良かったです。「奇兵隊反乱」「岩倉使節団」「マリア・ルス号事件」「山城屋和助憤死事件」「敵討禁止令」「明治6年政変」「台湾出兵」「廃刀令」が面白かったです。2025/09/08

糜竺(びじく)

20
大久保利通が暗殺されるまでの明治時代の動きを知ることが出来た。2024/02/12

誰かのプリン

18
どんなめちゃくちゃな出来事?事件?が出てくるのか楽しみにしていたが、通説通りでしかも紹介程度の説明しかないのが残念でした。もっと話の内容を狭めて詳細に書いてあるほうが良かったのでは?2018/09/17

なつきネコ@執事もどき

8
確かに、明治維新はめちゃくちゃ、幕府派を潰す以外に決まりきった考えはなかったんだな。 たしかに、大久保が望んだ日本、西郷が望んだ日本があり、皆が望む日本を求めたんだな。だから、皆が五里霧中で維新を成し遂げたんだな。しかし、維新に置ける商人の勃興は詳しく知らなかったな。金貸し商人もまさか、踏み倒されるとは思わなかっただろうな。さらに以前、萩に行った時に前原一誠の墓の清涼な雰囲気が今だに忘れらなくて、萩の乱に感情移入してしまった。2015/06/17

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