内容説明
砂漠の国の王妃となった異母姉に代理母になってほしいと言われ、クロエは国王夫妻の子、アデンをひそかに出産した。だがその直後に夫妻が事故死し、事情を知る者がいなくなる。貧しい学生のクロエに子どもを育てる余裕はない。途方にくれながらも、必死に赤ん坊の世話をしているところへ、代理母の契約書を発見したという、亡き王の弟サイードが現れた。「契約どおり、子どもは我が国に属する」彼が宣言すると、アデンの身を案じたクロエは必死にすがった。それならば自分も一緒に砂漠の国へ行かせてほしい、と。「論外だ」そう冷徹に言い捨て、サイードは赤ん坊のいる部屋へ向かった。■ロマンスの申し子、メイシー・イエーツが放つ、権力をほしいままにする誇り高き男たちを描く2部作の第1弾です。国のために感情を排し生きてきた冷酷なシークと、貧しくも懸命に幼い命を育てるヒロインが赤ん坊を巡って散らす火花は、やがて恋の炎となり……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きき
1
過去の出来事でトラウマになったヒーローヒロインの再生を描いたお話。半分以上が二人の会話でちょっと理屈ぽくて疲れた。便宜上の結婚じゃなかったのかよとツッコミたくなるほど結ばれるのが早い。よって切なさは少ない。誤解にすれ違いが好きな方には物足りない2015/11/20
ゆか
0
再読 うーん、こんなくどかったかな。飛ばし読みしてしまった。2017/06/20
ゆずゆ
0
初めて読んだハーレクイン作品でした。ストーリー展開やラストの展開などを見て、あぁこれがハーレクインなのねと思いました。2016/01/24