小学館新書<br> ヒンシュクの達人(小学館新書)

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小学館新書
ヒンシュクの達人(小学館新書)

  • 著者名:ビートたけし【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 小学館(2014/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098251926

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内容説明

悪口・暴言も、言い方一つで武器になる。

政治家やタレント、ネットでつぶやく一般人に至るまで、世間は不用意な失言で顰蹙を買うヤツばかり。その点、この男はひと味違う。ヒヤヒヤものの毒舌をマシンガンのように繰り出しつつも、その言葉は常に人々を頷かせる説得力を持っている。悪口・暴言も言い方ひとつで武器になる――。天才・ビートたけしが、自らの死生観や芸人論を交えながら、「顰蹙の買い方」の極意を語る。
●政治家は「顰蹙の買い方」を知らない ●「売れなくなったらエロ」の橋下市長は「落ち目のアイドル」と同じ ●新聞はニッポンの恥を世界にバラ撒いて喜んでる ●「被災地に笑いを」なんて戯れ言だ ●あえていう、「人間愛」を疑え●オイラの終活論●大島渚監督との『戦メリ』爆笑裏話●立川談志さんとの全裸写真秘話●「恥」と「粋」の芸人論●芸の成熟はブームの終わり●馬鹿なガキには「いじめ」じゃなく「犯罪」と言え●高校球児は「方言以外使用禁止」にしろ ●30歳を過ぎた息子に親の責任はあるのか●「ネットで自己アピール」なんてウソに騙されるな

目次

第1章 政治家は「顰蹙の買い方」を知らない
第2章 震災以降、「生き方」と「死に方」について考えてきた
第3章 「恥」と「粋」の芸人論
第4章 顰蹙覚悟の「教育論」
第5章 「話題の芸能&スポーツ」一刀両断
爆笑トーク特別編(1) 衝撃!オイラの東京五輪開会式プラン
第6章 ニッポンの軽薄ブームに物申す!
爆笑トーク特別編(2) 「AVネーミング大賞」歴代ナンバーワンを大発表!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

59
昔からの面食い故、松田 優作さん・ビートたけしさんと皆さんが熱狂されるのがわからんかった。小学生の頃、「大人になってからの顔は自己の歩みし道」と先生から教えられてきた。だけど人は顔に非ずとこの本を読んでこの歳にして認識を新たに。年齢も近いからか「ほんまそうやん!ええかげんにして欲しいわ」と同調することばかり。一旦死を覚悟した者の生き方・・ヘラヘラしている口調だがしっかり日本を見据えている。それが彼の魅力なのだろうなぁ2018/02/05

山田太郎

42
なんかぱっと見は、面白そうじゃないけど、読んだら面白かった。視点が違うというかやっぱりたけしの天才性がよくわかるというとなんだかえらそうだな。2014/04/15

Y2K☮

37
清水克衛「魂の読書」で紹介されていたのを思い出して再読。とにかくリアリスト。でも清水氏の云っていた「夢」よりも「使命」という考え方が最近しっくり来るから、これも悪くない。人生とはそもそも楽できないモノだし、夢なんてそうそうは叶わぬもの。その現実を受け入れ、縁のあった仕事に励み、その上で他人に迷惑を掛けない範囲で心地良さを探っていく。著者曰く「自分の限界を知っているのが大人」とか。ならば私はまだ子供だ。限界はある。それでも使命を果たしつつどこまでなりたい自分に近づけるか試したい。読んで書いて売る。全部やる。2017/07/01

sas

34
やはりこの人の考えていることは含蓄がある。結構暴言をはいているようで、実は物凄く考えてしゃべっているのだ。特に心に残ったのは、震災以降、生き方と死に方に考えてきたという章。悲しみは本来「個人的なもの」であり、一個人にとっては、他人が何万人死ぬことよりも自分の家族が死ぬことのほうが辛いのだ。それを考えて初めて他人の死の辛さが分かるという。全くその通りだと思う。上辺だけの同情は長く続かない。後半は昔からのお笑いネタで笑わせてくれる。2015/04/19

tapioka

30
ビートたけしが政治や芸人、軽薄な流行、教育について述べた本。話口調の書きっぷりで読みやすく、あっと言う間に読破しました。やはりこの人は発言に棘があるものの、本質をきちんと捉え見極める能力と、バランス能力に長けた人だと感じました。色々分かって敢えて茶化しているかもしれません。本書では、政治と教育論は是非読んだ方がいいと思います。特に教育論は子供がいる人は納得の内容です。所々、下ネタが入るので、そこは読み飛ばしていいと思います。下ネタ以外のところは、本質を突いており、読む価値ありの良い内容でした。2015/06/23

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