内容説明
中国解放運動の中心メンバーで、現在ニューヨークに亡命中の陳破空氏の日本初の著書。陳氏自身の半生を振り返り、陳破空とはどんな人物かの紹介から始まり、中国共産党の内情やこれからの中国について鋭く斬り込む。本書の前半は陳氏幼少期、文化大革命時の凄惨な体験から始まる。民主化運動に身を投じた1980年代後半から天安門事件の舞台裏、そして逮捕・投獄から、亡命に至る激動の時代が描かれている。亡命を勧めた公安の話など、日本ではあまり語られなかった天安門事件後の民主化運動活動家を巡る中国当局の動きなどは非常に興味深い。後半は陳氏が欺瞞に満ちた中国共産党の内情に鋭く斬り込む。尖閣諸島を巡る問題は実は、習近平と薄熙来の権力闘争と軍部掌握、毛沢東左派が複雑に絡んだものであるという指摘はこれまでの日本のメディアでは報道されなかった事実である。特に習近平と薄熙来の親子二代にわたる政争についての記述は内情に精通した陳氏だから書けたものである。さらに本書では腐敗する人民解放軍の呆れた実態を暴露。ソマリアの海賊に負けて帰ってきた海軍や入隊するのにも賄賂が必要な解放軍の実態に迫っている。
目次
第1章 私の物語 苦難を乗り越えた民主化の闘士(幼少期の思い出3歳で決まった一生 上海が震撼した私の誕生日 私と天安門事件 看守所 墓場に生き埋めにされる 獄中の一通の手紙 ほかに選択肢はない 亡命への道 遙かなる故国)
第2章 赤い中国 その落日(尖閣諸島 北京の折り重なる思惑 最大の国家機密 腐敗が最高潮に達する人民解放軍 見せかけだけの張り子の虎 人民解放軍 国家主席の座を狙っていた薄煕来 習近平 利益集団の傀儡 破滅に瀕した経済神話 民俗主義 中国共産党最後のカード)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
とっち
ムカイジュン
スプライト
depo
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