15歳からの労働組合入門

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15歳からの労働組合入門

  • 著者名:東海林智
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 毎日新聞出版(2013/12発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620322254

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内容説明

いま労働に尊厳はあるか?若年労働者が置かれた「貧困の現場」を告発しつつ、
労働組合を通じて働く希望を取り戻す道を呈示する画期的ルポルタージュ。

<目次>
一五歳からの労働組合入門
──序にかえて
働く尊厳を取り戻すまで
──派遣労働者と労働組合の出会い
ダブルワークの高校生
──若者の就職をめぐる受難
学生ユニオンという希望
──労働者の権利を学び、行使する
ストライキの復活
──メトロレディースが立ち上がるとき
企業による殺人
──過労死、そして遺族の闘い
人間としての価値まで奪われて
──カフェ・ヴェローチェ雇い止め事件
心と体を破壊されて
──労働規制緩和のゆがみと痛み
GSユニオンが職場を再建するまで
──現場と仕事にこだわる男たちの闘いの記録
人らしく働かせろ
──秋田書店景品水増し、不当解雇事件
一人で漂う若者たち
──派遣労働者が仲間と支え合う道
ブラック企業時代の労働組合
──今野晴貴×神部紅×東海林智
つながって、声を上げ、社会を変えるために
──あとがきにかえて

目次

働く尊厳を取り戻すまで―派遣労働者と労働組合の出会い
ダブルワークの高校生―若者の就職をめぐる受難
学生ユニオンという希望―労働者の権利を学び、行使する
ストライキの復活―メトロレディースが立ち上がるとき
企業による殺人―過労死、そして遺族の闘い
人間としての価値まで奪われて―カフェ・ヴェローチェ雇い止め事件
心と体を破壊されて―労働規制緩和のゆがみと痛み
GSユニオンが職場を再建するまで―現場と仕事にこだわる男たちの闘いの記録
人らしく働かせろ―秋田書店景品水増し、不当解雇事件
一人で漂う若者たち―派遣労働者が仲間と支え合う道
ブラック企業時代の労働組合―今野晴貴×神部紅×東海林智

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

6
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-1416.html2014/02/05

どら猫さとっち

5
人間らしく働くことがとても困難な時代に、それ自体を望むことは、容易じゃないにせよ必ず実現できるはずだ。本書は過酷で理不尽な重労働やパワハラなどに苦しめながら、労働組合を通して、人間らしい働きたいと訴え、自分なりの幸せを模索する人たちの記録である。「もはや、労働組合がなければ生きていけない」と帯にあるとおり、労働組合の在り方はより親しみやすくなり、今や非正規労働者たちにとってはマストアイテムとなった。もっと労働組合を一般に広め、多くの人たちに頼れる存在に、これからはなって欲しい。2014/04/13

lily

3
入門書というイメージではなく、雇用問題に立ち向かう労働者のルポルタージュといった感じ。様々な原因で労働問題に悩む人々のリアル。トリクルダウン方式の限界を書いている。正社員は賃上げを要求せず、現状維持をよしとする。非正規社員との分断された人間関係がわかる。非正規社員の悲惨さ。「普通に働くことの難しさ」をせつせつと語っている。2014/02/07

やまもと

3
非正規雇用の増大。正規になってもブラック企業によって使い潰される若年労働者。労組の組織率が下がっている現在、こんな労働環境の中で労働組合の役割ってとても重要。この本でも労組によって自らの『当たり前の』権利を主張し、勝ち取ってきた人たちの話も紹介している。非正規雇用は職場での横の繋がりも家族との関係をも分断する。労組によって『繋がり』を実感し、それがパワーとなる。自らの職場や雇用は自ら守らなければならない。過酷な労働環境や、間違った労働政策、雇用政策はやはり改善しなければならない。声をあげる事の重要性。 2014/01/09

woods

2
毎日新聞の記者が、労働取材をもとに、現在の日本の危うさを事実の積み上げで伝える本。 決して、労組とは何かの解説書ではなく、現代に労組が必要な人がいること・労組が受けられるだけのものを持っていないこともあることなどなど。 しかしまぁ、ストライキ件数が、最盛期5197件(1974年)の186分の1(2011年)まで減っているのは、吃驚した。 なお、ブラック企業は「公害」だという言い方は良い指摘。労働法やワークルールの教育の必要性についても、賛同したい。2015/12/05

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