内容説明
激変する市場、移ろいやすい顧客心理。今の延長に未来はない!
グローバル市場のなかで日本企業が苦戦する一方、ユニクロを展開するファーストリテイリング、ソフトバンクなど、勢いのある企業も存在する。
しかし、職業人としての人間の寿命はそう長くはない。
アップルですら、ジョブズの死後、次なる戦略を打ち出せていない。
それほどまでに企業が成果を出し続け、存続し続けることは難しいことなのだ。
本書では、2013年秋、自ら創業社長から会長になり、次世代へのバトンタッチを経験した著者が、企業の存在意義である「市場価値の創造」という「企業遺伝子」を継承する方法を説いた1冊。
目次
第1章 後継者がいない!(アップルの将来 ファーストリテイリングのトップはサラリーマン社長では務まらない ほか)<br/>第2章 企業遺伝子とは何か?(特徴がない企業の寿命は短い トヨタ・ホンダ・花王の企業遺伝子 ほか)<br/>第3章 事業推進の革新―産業が突然死する時代の仕掛け(時価総額を37.4倍にしたジャック・ウェルチ ポートフォリオ分析、そして選択と集中 ほか)<br/>第4章 組織システムの革新―時代に流されず、時代にとらわれない仕組み(セブン‐イレブン、FC会議という「仕組み」 仕組みあっての仕掛け、仕掛けあっての仕組み ほか)<br/>第5章 人をあきらめない―革新を起こすのは組織ではない、人である(企業遺伝子は、人で承継される コマツウェイの真骨頂 ほか)