ジェネレーショノミクス―経済は世代交代で動く

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ジェネレーショノミクス―経済は世代交代で動く

  • 著者名:松田久一【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 東洋経済新報社(2013/12発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492395981

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内容説明

すべての世代論を過去にする、
社会科学としての世代論の誕生。

世代論は面白い。しかし胡散臭い。なぜか。

同一世代に属するすべての人に単一の特徴を当てはめ、
自分の体験を相対化しないで語る。
世代区分の理論的根拠が薄い。
実証的に検証しない。
世代と歴史の関連が明らかでない。
世代交代と加齢の効果を区別しない。

従来語られてきた世代論の多くが、こういった問題を抱えている。
本書では、これらの問題を解決し、社会科学の分析ツールとして
取り組むに値する世代論の構築を目指す。

社会科学としての世代論には、次の4つの特徴がある。
1.世代の多層性に着目する
2.有効性と実証性を担保する
3.世代と歴史環境の相互作用を重視する
4.世代によって変わることと変わらないことを区別する

本書は、世代論の新たな地平を開く端緒となる。
【主な内容】
はじめに 日本経済を世代論で読む
第1章 世代論とは何か
第2章 「消費意識」は世代交代によってどう変わっていくか
第3章 「勤労意識」は世代交代によってどう変わっていくか
第4章 「信頼意識」は世代交代によってどう変わっていくか
第5章 人口と家族は世代交代によってどう変わっていくか
第6章 黄金経済への進化か、マフィア経済への衰退か――日本経済8つのシナリオ
終 章 ポストモダン経済の成長段階

目次

はじめに 日本経済を世代論で読む
第1章 世代論とは何か
第2章 「消費意識」は世代交代によってどう変わっていくか
第3章 「勤労意識」は世代交代によってどう変わっていくか
第4章 「信頼意識」は世代交代によってどう変わっていくか
第5章 人口と家族は世代交代によってどう変わっていくか
第6章 黄金消費経済への進化か、マフィア経済への衰退か―日本経済8つのシナリオ
終章 ポストモダン経済の成長段階

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデミン@もも

39
ミセス・ワタナベはなぜミセス・サトウかスズキじゃなかったのか? まったく関係ないことばっかり気になった。井原西鶴の『日本永代蔵』も気になる。2016/05/17

1_k

1
特に経済的な観点で分析した世代論。経時変化と世代差をごっちゃにするという、私も以前から気になっていたこれまでの世代論への欠点を克服する意欲的な一冊。冒頭の分析手法の検討パートは面白い。工学屋の目からするとΔtは小さければ小さいほどいいだろうと思ってしまうのだが、小さすぎると要素間の差異も縮まってしまい外乱に呑まれて変化が見えにくくなる、だから○○年刻みで世代を定義するのが良い、と定量的に検討している。出てきた結論は、割りと当たり前というか直感的な感覚には反しない範囲。2013/12/14

えいとん

0
消費・勤労・信頼の3つの意識は世代によって変化する。特定の世代は上の世代の影響を受け、行き過ぎを逆戻りさせようという傾向がある。 2014/05/25

H.A

0
経済学的な視点から世代論を論じたもの。世代に関する研究から、数十年後の経済状況も見通しも可能とのことであったが、その見通しは、かなりおおざっぱで雑なもの、かつ、いくつかのシナリオを提示したにとどまり、お粗末な印象。「すべての世代論を過去にする。」とまで言えないと思う。2014/04/26

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