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内容説明
人間はなぜ、病気になるのか。
健康であるとは、いったいどういうことなのか。
その、かんたんには答えの出ない「問い」について書いたのが、この本です。
著者であるロバート・ハシンガー先生によれば、「生体のどこかで、ATP(アデノシン三リン酸)が不足するから、人間は病気になる」とのこと。
たとえば頭痛というシグナルは、私たちに、体のなかで問題が起きていることを教えてくれます。
シグナルがなければ体内のATPは不足しつづけ、生命に危険が及ぶこともありますから、
病気の症状が出ることは、人間が生き残っていくため、種が存続していくために生体に備えられた機能の一つ。
さらには、病気にかかることそれ自体が、健康な体をつくるうえで極めて大事な働きをしている。
――そう語るロバート先生は、西洋医学はもちろん、東洋医学やホメオパシーまで、古今東西の医学を学び、実践してきた博覧強記のドイツ人医師。
「病気と健康は対極にあるものではなく、人間が健康に生きていくためには病気が必要」という言葉は、
ロバート先生のこれまでの膨大な経験に裏打ちされたメッセージです。
*目次より
◎風邪をひくと体を温めたほうがよいのはなぜ?
◎インフルエンザが流行しているときに子どもを叱ってはいけない
◎子どもが欲しければ週に三回はセックスしなさい
◎病気は人間が生き残るために組み込まれた大事なメカニズム
◎ポジティブシンキングではなく、ポジティブエモーションが大事
◎健康な人間の体は「ジャスト・イン・タイム」方式
◎規則正しい生活を続けすぎると、体は弱くなる
◎健康に生きたければ、ATPを増やしなさい
目次
第1章 それは病気なのか、健康なのか(免疫細胞が働くには風邪というトレーニングが必要 風邪をひくと体を温めたほうがよいのはなぜ? ほか)
第2章 人はなぜ病気になるのか(病気は人間が生き残るために組み込まれた大事なメカニズム 生体のどこかでATPが不足すると病気になる ほか)
第3章 体が活性化する生活習慣(健康に生きたければ、ATPを増やしなさい 呼吸が生体内のATP量を決定する ほか)
第4章 人体の神秘を考える(人体の神秘は医学では解明できない 医療の限界を感じて脳神経外科から統合医療へ ほか)
感想・レビュー
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