内容説明
1920年代のシカゴ。蒸気と鉄の溢れる巨大都市を舞台に、中華神仙術の秘中の秘と謳われた神仙酒を巡り落ちこぼれのギャングスターたちが大騒ぎを巻き起こす。銃&弾丸&仙術が乱れ飛ぶハイブリッド・アクション!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
晦夢
4
落ちこぼれギャングたちが一発逆転を狙い神仙酒作りを始める。入り乱れる人々と銃弾。錯綜する思惑が群像的に描かれていて面白かった。個人的にアーネスすごい好き。2014/07/23
本が大好き
2
この本を読む前に、ゴシックの新シリーズの本を読むと、もっとあの時代のことを知ることができるはずかなと私は思います。 彼の作品のBBBを読んでいて、なおかつ歴史に詳しい人が読めば、にやりとできる場面や文章が書かれているので、そういうので、楽しめる作品だと思いました。 歴史に詳しくない人でも楽しめます。読んでいくと、歴史に詳しくなるはず、間違いなしで、そしたら、この作品も楽しく読めるはずです。2014/02/11
椎名
2
後半になるにつれ荒削りで描写不足に思える甘い部分も出てきたが、この一冊で十分にあざの耕平らしい味が出ておりまさにデビュー作。長寿となる密造酒、シカゴ、群像劇と、読み終わってからなるほどと帯のコメントを読んでしまった。2014/01/09
藍
2
単行本化されたんで久しぶりに再読しました。細かいところ忘れてたので二度美味しい感じで…。デビュー作ということもあり、荒削りではあるんですが、あざのさんのカラーや魅力はぎゅっと詰まってる感じがします。しかしこの作品のあの人とあの人も幼馴染っちゃ幼馴染なんだよなあ…って思って…。2013/12/19
Ency [L-N]
2
禁酒法時代のシカゴを舞台に、酒の密造・売買に手を出したとある一団が巻き起こす騒動を描いたギャングストーリーでした。この作者の作品は「東京レイヴンズ」しか読んでないけど、ギルとジョンの凸凹コンビ的な掛け合いとか作中に漂う雰囲気とか、少年トニーにもダメ親父ロッキーにもちゃんとみんなに見せ場がある所とか通じる物があるね、やっぱり。主役キャラ達のろくでなし度(特に男どもの)はこちらが勝ってるけども、ギャングの話だからこれぐらいで丁度いいんだろうw アーネスとギルバードとリー翁周りの話はちと消化不良なカンジだがー。2013/11/24