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内容説明
暴言を吐く、支配したがる、けなして自信を失わせる、優しいようで水面下で工作している、一見目立たない人を含めて、あなたの周りにはとんでもない人が隠れているかもしれない。本書では、精神科医として「ターゲット」にされて、痛い目に遭った患者たちから聞いた、人を陥れる「攻撃欲の強い人」を事例で紹介。ターゲットの心をどんなふうに壊していくのか、その手法を取り上げて分析する。「攻撃欲の強い人」とはどんな人か。多くの場合、攻撃される側は、ターゲットが抵抗できないが、それは一体なぜなのか。何のためにそんなことをするのか。結果どんな影響を及ぼすのか。はたして、攻撃欲の強い人と、どう向き合い対処すべきか。本書で明らかにする。自分のために、人生を台無しにされないために――職場や家族に潜む「害になる人」の精神構造を知る!
目次
第1章 「攻撃欲の強い人」とは<br/>第2章 どんなふうに壊していくのか<br/>第3章 なぜ抵抗できなくなるのか<br/>第4章 どうしてこんなことをするのか<br/>第5章 どんな人が影響を受けるのか<br/>第6章 処方箋―かわし方、逃げ方、自分の守り方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テンちゃん
209
毎日を笑顔で過ごしていたい。気持ちのよい職場環境で楽しんで仕事がしたい。上司、同僚の中で必ずといっていい程、支配欲が強く、自分を強くみせようと押し付けがましく、上から目線で攻撃してくる人がいる。嫌で避けていても後をつけて毎日のように、攻撃してくる。精神的に参ってしまう。パワハラいじめ。まるでお前はダメな人間だと聞こえる。追い詰められ、仕事を辞める人もいる。中学校の先生でいじめの現場を絵本化した、おおきなあなという本が話題になっている。子どもたち同士も同じようにパワハラいじめを受け苦しんでいるのだ。2015/07/10
toto99
153
予想外。自分にとっては、かなり重い内容。軽い気持ちで読み始めたのに、読後にこんなに気持ちが重くなるとは思わなかった。 “壊されてしまった”経験があり、いろいろなことを思い出し、改めて腹が立ってきました。“理解してくれるかもしれないなんて甘い幻想”がダメなのですね。 “逃げるなんて臆病者のすることだ”と、罪悪感を与える。罪悪感をかき立てる達人、それは自分の親だと気が付きました。 自分に染みついたキャラクターにも問題があることに気が付きました。最近は“避ける”“話さない”路線でいます。2016/01/26
徒花
151
まあまあ。精神科医の先生による、他人攻撃することによって自分を保身したりする人の取り扱い方法などを書いた一冊。具体的な、けっこうハード目な事例がたくさん出てくるので、読んでいるだけで「こんな人がいるんか」とちょっとしんどくなってくるし、中盤くらいまではひたすら、そうした人たちの行動原理、精神構造の解説になっているのでもたついてる感じはある。要は、気の弱い犬ほど、よく吠えるってこと。2020/10/24
みんと
150
知らない間に他者に支配され、自信をなくし何もできなくなってしまうなんて事が、全くの他人であれば気付いて距離を置くこともできるのだろうが、それが難しい場合もある。 愛情や友情で結ばれているはずという幻想の上に成り立っている関係では真の意図が一層見えにくくなる。 家族だったらきつい言葉も自分のために言ってくれていると錯覚してしまいそうだ。 まさか体調の不良や無気力が親や配偶者の支配によるものだなんてなかなか気付かないのだろうな。2015/09/16
マエダ
91
このような内容の本がヒットしていること事態世も末である。が読む。2017/10/03