集英社新書<br> 世界と闘う「読書術」 思想を鍛える一〇〇〇冊

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集英社新書
世界と闘う「読書術」 思想を鍛える一〇〇〇冊

  • ISBN:9784087207156

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内容説明

世界各地で民族紛争や宗教対立が激化している。かつて覇権争いの主役だった国家は、経済的にも政治的にも巨大なパワーを持つグローバル企業によって存在自体を揺さぶられている。日本も例外ではない。ブラック企業による労働者からの収奪は進み、自由は大企業だけが独占している。沖縄の基地問題はじめ日米関係、官僚支配の問題など政権交代をへても解決の糸口は見えない。世界は激変している。こんな時代に思想のないまま世界に対峙して生きていくことはできない。自分の言葉で世界をとらえ直し、みずからの思想を鍛えるのは読書しかない。ふたりの知の巨人が実体験をひきながら、読書を武器にする方法を説き明かす。【目次】はじめに――「AKB48と宗教」 佐藤 優/第一章 宗教・民族と国家/宗教・民族と国家を読む、必読ブックリスト/第二章 家族と国家/家族と国家を読む、必読ブックリスト/第三章 戦争・組織/戦争・組織を読む、必読ブックリスト/第四章 日本とアメリカ/日本とアメリカを読む、必読ブックリスト/第五章 沖縄・差別の構造/沖縄・差別の構造を読む、必読ブックリスト/第六章 日本・日本人/日本・日本人を読む、必読ブックリスト/第七章 文学・評伝・文芸批評/文学・評伝・文芸批評を読む、必読ブックリスト/第八章 社畜とブラック企業/社畜とブラック企業を読む、必読ブックリスト/第九章 未来を読む/未来を読む、必読ブックリスト/おわりに――異能の人との連帯 佐高 信/佐高 信が選ぶ、ジャンル別・必読「新書」リスト

目次

はじめに――「AKB48と宗教」 佐藤 優
第一章 宗教・民族と国家
宗教・民族と国家を読む、必読ブックリスト
第二章 家族と国家
家族と国家を読む、必読ブックリスト
第三章 戦争・組織
戦争・組織を読む、必読ブックリスト
第四章 日本とアメリカ
日本とアメリカを読む、必読ブックリスト
第五章 沖縄・差別の構造
沖縄・差別の構造を読む、必読ブックリスト
第六章 日本・日本人
日本・日本人を読む、必読ブックリスト
第七章 文学・評伝・文芸批評
文学・評伝・文芸批評を読む、必読ブックリスト
第八章 社畜とブラック企業
社畜とブラック企業を読む、必読ブックリスト
第九章 未来を読む
未来を読む、必読ブックリスト
おわりに――異能の人との連帯 佐高 信
佐高 信が選ぶ、ジャンル別・必読「新書」リスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

126
同じような本に立花隆との対談があったが、こちらは完全に文系(政治、近代史)にシフトした感じがした。しかし佐藤優の知識はすごいなぁと思う。あの佐高信が受け身に感じるほどだった。2013/11/22

佐島楓

56
ベーシックな知識が身についている方向けの本。基本的な勉強の積み重ねが一番大事。2016/01/19

SOHSA

49
佐藤優と佐高信の対談形式で、両氏の薦める本が次々と紹介されていく。両氏の読書量と知識の深遠さには驚くばかりだが、一方で両氏の思想と思考の違いが手に取るように見えて、大変興味深い。二人の薦める1000冊は、どれも重厚で軽々には読み尽くせないが、読み手の読書欲を激しく刺激してくる。刺激を受けた私は徒に右往左往するばかりだ。2014/01/12

シュラフ

33
佐高信と佐藤優の読書をテーマにした対談集。いくつかのテーマに分けて両者が議論していくのだが、やはり佐藤優がすごい。さすがの佐高信もたじたじといった感じが伝わってくる。佐藤優のすごみはどんな問いかけに対しても切り口するどい返しをするところ。今まで読んだ本が血となり肉になっているのが分かる。ただ漠然と本を読むのではなく、こういう読み方をしたいものである。おそらく佐藤優の中では物事に対する解釈・判断というものが体系化されていて本の内容をすぐに整理できるということなのだろう。この人の頭の構造はどうなっているのか。2015/12/29

KAZOO

33
佐藤さんと佐高さんの読書に関する対談集ということであれば期待してしまいます。今、最高の辛口のお二人ということで読んでいて今後も読む本がどんどん増えてしまいました。佐高さんはエコノミストでも百田さんの本よりも高杉さんの某石油会社の本を推薦していて、さもありなんと感じました。この中で広田弘毅の評価についても城山さんの作品とは異なったことを言われていてほかの本も読んでみようと思いました。2013/12/28

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