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内容説明
市民ランナーも中級から上級者になると、レースでは自己ベストの更新が目標になる。しかし、どこかで必ず伸び悩みが起きる。毎日練習してもなかなかタイムが縮まらない。一体どうすればいいのか? 著者は言う。「マラソンにはコツがあって、だいたい35キロ地点を一番速く走ると記録が出るんです」と。本書は、この「マラソンのコツ」を解説し、練習法を記していく。一番苦しい30キロ過ぎを、どうやって一番速く走るのか? サブ4、サブ3・5、そして夢のサブ3までを見据えて、具体的な練習メニューを公開しながら、ランナーを目標達成に導く。
目次
第1章 マラソンのコツは「後半型」で走ること―一番苦しい30キロ過ぎで一番速く走るために
第2章 後半型で走るための考え方と練習方法―サブ4を例に説く「マラソンのコツ」
第3章 サブ3のためのマラソン練習―心肺を鍛えて「スピード」を体に覚えさせる
第4章 自己ベストを更新できる人、できない人―レース当日に起きることを知っておく
第5章 自己ベストの最大の敵は「故障」と知る―故障の起こり方と予防の仕方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むーちゃん
114
後半型のペース配分を推奨。 私はどうしても前半貯金をもって精神的余裕を持ちたいタイプですが、参考にしたい。 ペース走、心拍数をあげる練習を意識します。 あと、怪我をしない、大事なレースでも無理せず止める勇気を。 ランニング人性長いんだからと。 その通りだなと。2020/04/02
Take@磨穿鉄靴
65
ランニング関連本読み直し期間中。★★★☆☆目標タイムを持ちマラソンに取り組むランナーは読むべき良書。(完走目当ての人はこの本は不向き)監督曰く「サブフォーは誰でも出来る」これサブフォー目指しててなかなか出来ない人にはキツい言葉だと思う。(サブフォーをサブスリーに置き換える事も出来ます。)でもこの本の通りにやれば確かに出来る。ただそれだけ厳しい練習メニューがここにはあります。やる気と故障しない強靭な身体があればこの本通りにやれば必ず目標は達成出来ます!→2018/04/30
B-Beat
37
☆著者は高橋さんら五輪メダリストを育てたマラソン指導の第一人者。冒頭、最近講演会などで「どうしたらもっと速く走れるようになれるか?」という質問が多く10年位前ではそんな質問は体育大学の学生ぐらいからしかなかった、と最近のマラソンブームの高まりを伝える。著者の指導の相手方は、既にランナーとしての実績や記録を持つ猛者達がほとんど。そんな猛者達を一発で理解納得させるために練習方法やその目的・意味を具体的かつ体系立てて説いている。是非とも肝に銘じたいと思ったところをひとつ。「マラソンは30kmが中間地点」 2015/03/22
mika
33
新年1冊目!「練習は嘘をつかない」「素質がなかったからみんなより多く走るしかなかった」など、確かに確かに!と頷くことばかり。ただそれを行動にうつせるか、うつせないか、なんだよなぁ…。Qちゃんや有森さんのエピソード、一般ランナーの完走記など解りやすく、そして自分へのカツとなりました。いつかサブ4達成したいなぁ…自己ベスト4時間1分という何とも悔しい記録を払拭したい…。2016/01/04
鈴木拓
24
レースへ向けた練習メニューの組み立て方について、考え方と実例がとてもわかりやすく示されている。また、後半型のペースを守ることの大切さや、重い足を作ることの意味など、どれも非常に参考になった。2022/02/13