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内容説明
親の老いに深くしずかに向きあう感動作。恩師の葬儀でひさしぶりに顔を合わせた40代の同級生3人は、親の老後と死を意識するようになる。誰もが経験するけれど、誰にもいえない家族の不安に、そっと寄りそう大人のためのコミックです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
54
最後の「シングルマザー編」強がっていたアルコール依存症の父の死後見つかったアルバムに愛がいっぱいつまってて涙が止まらなかった。人は何時か老いる、病む、そして死ぬ。それに寄り添うのは並大抵の苦労じゃない人間の綿々と続けられてきた人類の営み。人の数だけドラマがある。綺麗ごとばかりじゃ語れない現実をデータからも読み取れるものの、内容自体ほんとうにヒューマニズムにあふれていて読んでてジーンと感じるものがある。2015/04/14
なるみ(旧Narumi)
28
以前著者小林さんの他の著書(私、産めるのかな?)を読み、重めのテーマを優しいタッチのイラストで包み込む作風に惹かれ、図書館で偶然見かけた本書を読んでみました。3人の40歳の女友達(独身女性、お子さんがいない義母介護中女性、シングルマザー)がそれぞれ自分の親や義理の親の老いや介護、看取りに向き合う様子を描いた一冊で、3人の女性たちが仲の良い様子が一番ほっとするポイントでした。考えさせられる、身に迫るテーマをやっぱり優しいイラストで読みやすくしてくれた一作でした。2018/08/25
こちゃら。
16
姉妹兄弟も子も父親も配偶者もいないワタクシ。母一人私一人。。母の面倒は見ますよ。母だもの。ボケても、身体が不自由になってもね、覚悟は出来てるのよ。母だもの。親は先に逝くんだもん。それも覚悟は出来てるつもり。そっか・・母亡き後の私の面倒かぁ・・・・どうすべぇねぇ・・と、考えた一冊だけど、この本に出てくる3人の女性には、家族も兄弟も子もいるので、恵まれてるなと少し思いました。2014/02/05
もちゃ
15
とても明るく書かれていて読みやすかったです。最後の「俺の一番の宝」には泣けました。がんと言われてもお酒と煙草をやめられなかった父を思い出しました。最後お酒も飲めなくなった時、あの時飲ませてあげたらよかったな~と2018/02/14
マク
14
3パターンの親の介護の話を、淡々と漫画で表現してあります。実際にはかなり大変なのだと想像できます。私の両親は健在ですが、いろいろと考えさせられました。エンディングノートや終活は大切ですね。2019/03/20