ギリシャ人の真実

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ギリシャ人の真実

  • 著者名:柳田富美子【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2013/12発売)
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  • ISBN:9784062186766

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内容説明

ある日突然、国の金庫が空っぽだと国民は知らされ、外国からは「ダメなギリシャ」というレッテルを貼られ、誇りさえも吹き飛んでしまった。多くの日本人が抱いてきた「ギリシャ」のイメージは、少し前まで「古代ギリシャ」と「紺碧のエーゲ海」「アテネ五輪」くらい。そして危機以降に流れる「西ヨーロッパ」からの視点に偏りすぎた情報。これまで伝えられることのなかった「ふつうのギリシャ人」の思いや現実を探る。

目次

第1章 ギリシャに危機がやってきた
第2章 ギリシャ人の生活はどう変わったか
第3章 ギリシャ人の言い分と、彼らへの疑問
第4章 ギリシャ人とはこんな人たち
第5章 ギリシャの宗教と歴史
第6章 意外におもしろい「ギリシャ語」と「ギリシャ人」
終章 ギリシャに未来はあるのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

59
【TP1401】何年か前の財政危機で急にクローズアップされた国、ギリシャ。この国と人々の真実を伝える◆対岸の火事ではすまされない財政危機。日本も近いところに行きかねない。でも、どうすればいいのかは自分で考えろってことかな◆2010年の財政危機で坂道を転がるように日々の生活が悪化したギリシャ。ある日突然、国のお金は無くなったと知らされた国民。外国からはダメな国のレッテルを貼られた◆ユーロの導入により貨幣価値が大きくことなったのに以前のままお金を使ったのが原因/国も国債をどんどん発行し、借金は雪だるまに2018/08/01

おおにし

19
2103年11月刊。ギリシャ金融危機直後の様子をまとめたもの。最近ギリシャの報道は少ないが今でも経済の危機的状況は続いているようだ。今年9月にギリシャ旅行をしたのだが、アテネの街はいたるところに空き家ときたない落書きが目立ち、1週間程度の滞在で2回もデモに遭遇。しかし著者が言うように1830年建国以来戦争・内戦の繰り返しの中で、ギリシャ人は仲間を大切にして支え合う懐の深い社会を築いてきた。先の見えない国家の苦境を古代ギリシャの賢人たちの知恵を生かし、ぜひ乗り切ってほしいと願う。2019/10/19

gram1126

1
財政破綻の指標でなくて残念。ギリシャ愛に溢れてはいた。★★2016/03/28

プテラノドン

1
 そらまぁ、外国からの借金で国をまわせば、たいして働かなくてもぜいたくはできるわな。と思った。  女性の社会進出が進んでいる。その実体がたいして重要な仕事がない適当労働の公務員。本当に女性が自立しているわけではない。  国民が政府を信頼し義務を果たす、政府がその信頼に答えてくれる国。それがどれほど良いことなのか良く分かった。  2014/08/12

やくん

0
2001年にギリシャの通貨は以前のドラクマからユーロへと移行したが、その際のレートは1ユーロ=約341ドラクマだった。「ユーロになってお金の単位が小さくなったと頭ではわかってるんだけど、ついつい勘違いしてドラクマの時並にどんどん使ってしまう」ギリシャ人もいたとか。ヤバすぎる。ユーロ移行の際に便乗値上げも行われた。ユーロ導入が破綻の主要因である可能性も高い。2013/12/28

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