内容説明
生き様とはすなわち、「死に様」である。戦後を生きる日本人に大きな影響を与えた人物の死に様を通して、「昭和とはなんだったのか?」「生きるとはどういうことか?」を考察する。取り上げる人物は、
三島由紀夫/森田必勝/野村秋介/奥野剛士/森恒夫/斉藤和/深作欣二/笠原和夫/松田優作/梶原一騎etc.
目次
第1章 昭和維新家の死に様(山口二矢(右翼活動家=昭和三十五年十一月二日没)/七生報国天皇陛下万才
三島由紀夫(作家=昭和四十五年十一月二十五日没)/天才作家の壮絶なる割腹自殺 ほか)
第2章 昭和革命家の死に様(望月上史(共産主義者同盟関西派幹部=昭和四十四年七月二十五日没)/赤軍派の最初の死者に
柴野春彦(革命左派幹部=昭和四十五年十二月十八日没)/革命左派と赤軍派合体の契機に ほか)
第3章 昭和ヤクザの死に様(新城喜史(沖縄連合旭琉会理事長=昭和四十九年十月二十四日没)/「ユートピア」に死す!「ミンタミー」と呼ばれた風雲児
又吉世喜(沖縄連合旭琉会理事長=昭和五十年十月十六日没)/三度目に斃れた不死身の「スター」 ほか)
第4章 戦後表現者の死に様(金子正次(俳優・脚本家=昭和五十八年十一月六日没)/「待ってろよ。いまにな…」
梶原一騎(漫画原作者・作家・映画プロデューサー=昭和六十二年一月二十一日没)/人生五十年の光茫―男の星座 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
75
アウトローはなかなか畳の上では死ねませんね。ただ赤軍派をアウトローと言えるのか・・・・。2016/06/20
fwhd8325
8
ここに取り上げられた人たちが、アウトローと括って良いのかは疑問が残る。 死へ向かう者の様々な想い、行動、行為は、死が現実となった時に、初めて浮き上がるものとも思えないのだが、一人一人の記述は、読んでいて心が重くなる一方だった。明日は、三島由紀夫の命日だ。2014/11/24
半木 糺
2
右翼・左翼・やくざ・映画人達の「死に様」を列伝風に書き綴った書籍。見沢知廉の飛び降りを当時の彼女が目撃していたというのは衝撃であった。2015/05/16
おらひらお
1
2013年初版。そんな人がいたことを知るのに良い本・・・。あまり印象に残らない。2016/03/07
にやり2世
0
よくこれだけ詰め込んだなぁ。赤軍が続いてウンザリした。ヤクザの話が一番興味をそそられた。山口二矢もアウトロー扱いするのか。私の概念を広げねばな。2016/01/29
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