徳間文庫<br> 日輪にあらず 軍師黒田官兵衛

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徳間文庫
日輪にあらず 軍師黒田官兵衛

  • 著者名:上田秀人【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 徳間書店(2016/04発売)
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  • ISBN:9784198937591

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内容説明

いずれ劣らぬ勇将が覇を競う戦国の世。播磨で名を馳せし小寺家に仕える黒田官兵衛は当主政職(まさとも)の蒙昧に失望し、見切りをつける。織田家屈指の智恵者・羽柴秀吉に取り入り、天下統一の宿願を織田信長に託した。だが本能寺の変が勃発。茫然自失の秀吉に官兵衛は、囁きかける。ご運の開け給うときでござるーー。秀吉を覇に導き、秀吉から最も怖れられた智将。その野心と悲哀を描く迫真の戦国絵巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

134
黒田官兵衛目線で信長、秀吉の戦国時代を映し出す。いずれ劣らぬ時代を象徴する武将ではあるが、やはりその中でも日輪と言えるのは信長ただ一人。秀吉ですらその残照に過ぎず、ましてや自分などそれにすがりついていたただの影でしかなかったと振り返る。そんな勘兵衛の、影として智謀を巡らせた一つの人生に思いを馳せる。正統派の歴史小説として、十分に楽しむことができた。2021/02/05

勝部守

5
積ん読本だったけど、読み始めたらあっという間に読み終えた。通説とは違った、官兵衛。秀吉との距離感がテーマ。2015/02/19

Ryuji

5
★★★★☆荒木村重の有岡城からの逃亡は官兵衛の勧めであった。清州会議の筋書や、小田原征伐のきっかけとなった真田と北条の争いも官兵衛の策略であった。史実は置いといてなかなか面白い小説であった。黒田官兵衛を描いた小説ではどの小説でも小寺政職と豊臣秀吉の二人は必ず出てくるが、どの本も政職のダメさと秀吉の晩年の酷さは共通している(この本もそうだった)。きっと秀吉がそうだったのだろうが、小寺政職はどうだったのだろうか?本の中では本当にどうしょうもない。2015/01/27

春日

5
タイトルの日輪とは何なのかとずっと考えながら読みました。最後まで読んで、なるほどそういうことかと。天下を動かすほどの智謀を持ちながら遂に機会が巡ってくることのなかった官兵衛という人の哀しさが全編に漂うような、そんな作品でした。たいへん読み応えあり、長編ですが最後まで一気に読ませました。特に本能寺の変後の秀吉とのやり取りは有名ですが、こういった場面をとても劇的で良い描写をするので、何度も読み返してしまいました。この著者の他の戦国モノも読もうと思います。2013/12/20

ハッチ

3
★★★☆☆最近、いろいろな作者の黒田官兵衛の小説を読んでいるが、この本は癖がなく、いろいろな出来事をサラッとと流しているので、黒田官兵衛ものを初めて読む人にはオススメかもしれないが、自分には少し物足りなかった。2014/06/03

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