内容説明
「経済ニュース」にだまされるな!
2014年4月、消費税が5%から8%に引き上げられます。「日本経済は15年に及ぶデフレからようやく脱出しようとしている『病み上がり』の状態であり、ここで増税するのは、経済に悪影響を与える」という反対の声を押し切っての消費税増税です。財務省はなぜ、これほどまで強固な「増税路線」を進めることができたのか。ほとんどのマスコミも経済学者も増税翼賛路線に乗せられているのはなぜなのか。それは、財務省支配が政界やマスコミは言うに及ばず、学界にまで浸透しているからです。
しかも財務省は、決して財政再建のために消費税を増税したいわけではありません。財務省にとって関心があるのは、ただ「歳出権の拡大」です。財務省は、財政再建にも、日本経済のデフレ脱却にも関心はなく、ただ自分たちの権益を最大化することだけに邁進している集団だと、高橋氏は断言します。
なぜそのように言い切ることが可能なのか。財務省はどのようにして、政界もマスコミも学界も、自分たちの意のままに操っているのか。財務省支配のもたらす災禍とは何か、この支配を打破する方策はあるのか。
ベストセラー『さらば財務省』で知られる異色の元財務官僚、霞が関のすべてを知り尽くした高橋洋一氏が、財務省支配の秘密をわかりやすく解説します。
目次
第1章 こうして誰もかれも消費税増税に突き進んだ(「消費税増税をしないと日本破綻」は本当か?成長率が上がればプライマリー収支は改善する 財務省は本当に財政再建しようとしているのか?関心があるのはただ「歳出権拡大」のみ ほか)
第2章 かくも盤石な財務省支配(霞が関からは一顧だにされぬ歳入庁構想 国税庁を手放したくない理由とは 経済財政諮問会議までもが財務省支配の道具に 財政再建は「国際社会からの要請か?」IMFが日本に増税を要求する理由 ほか)
第3章 日本の財政、本当に危ないの?(日本はギリシャになってしまうのか!?デフォルト常習国とくらべても意味はない 毎年40兆円の財政赤字、増税なしには減らせない?そもそも財政赤字の計算の仕方がおかしい ほか)
第4章 財務省支配はまだまだ続くか?(天下りは永遠に不滅!?骨抜きにされた公務員制度改革 竹中平蔵氏が永田町・霞が関で不人気な理由 役人たちと闘える希有な人材だった ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
ダンボー1号
jack
Row_the_Punks
まゆまゆ
-
- 電子書籍
- n体問題と変分法---周期解をめぐって
-
- 電子書籍
- 悪魔×花嫁~選ばれた娘はどっち?~【単…
-
- 電子書籍
- クラス≪無職≫の英雄譚~公爵家を追放さ…
-
- 電子書籍
- ロサリオ惠奈 グラビアちゃんはバズりた…
-
- 電子書籍
- 汚名【分冊】 7巻 ハーレクインコミッ…