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内容説明
2003年刊の底本『経済学と人間の心』(四六版上製)の新装版。
著者は市場メカニズムや効率性の重視に偏った考え方を批判し、人間の尊厳や自由を大切にした経済社会の構築を訴えてきました。
実際、2000年代後半のリーマン・ショックや世界経済危機を経て、「人間が中心の経済」という思想はますます輝きを増しています。同時に、幸福な経済社会を作るうえで、経済学がどのような役割を果たせるかという議論が巻き起こっています。
新装版では底本の構成をガラリと変え、未公開の講演録2本を追加しました。さらにジャーナリストの池上彰氏が「『人間のための経済学』を追究する学者・宇沢弘文」と題して、解説を加えています。
ノーベル経済学賞候補と言われた世界的な知の巨人・宇沢弘文氏が、温かい言葉でその思想を語った、珠玉のエッセイ集です。
目次
第1部 市場原理主義の末路(社会的共通資本は市場原理主義では守れない パックス・アメリカーナの危うさ)
第2部 右傾化する日本への危惧(昭和天皇とヨハネ・パウロ二世の言葉 戦争の傷を抱えた経済学者)
第3部 60年代アメリカ―激動する社会と研究者仲間たち(若き友人たちを巻き込んだヴェトナム戦争 レオン・フェスティンガーを偲ぶ 九・一一テロが想起させる『ローマ帝国衰亡史』 ハーヴェイ・ロードの僭見と日本の官僚)
第4部 学びの場の再生(魚に泳ぎ方を教える 経済学の新しい地平を拓くのは学生だ 果たせなかった「夢の教科書」作り 大学で「学び」を心ゆくまで楽しむ ビールを飲みにゆく心のゆとり ケンブリッジのカレッジで 福祉は制度化できるか)
第5部 地球環境問題への視座(社会的共通資本としての環境 経済学はグローバル・チェンジを考察できるのか 空海が学んだスリランカの溜池潅漑 人間的な都市を求めて―ルーヴァン大学の挑戦 緑地という都市環境をどう創るか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイランド
かわうそ
James Hayashi
NICKNAME
白玉あずき
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