内容説明
聖地の力の謎を求め、京都東山修験道に赴いた著者。深い森に迷い、日常の常識を手放した時、身体古層から湧き上がってきたものとは。人間を自然へと解き放つ野生の声を描く、聖地の画期的フィールドワーク!
目次
はじめに―富士山への頌歌 火水の聖地感覚
序章 よみがえる聖地感覚
第1章 聖なるエネルギーと情報
第2章 聖なる場所の感覚
第3章 聖なる場所の秘密
第4章 東山修験道と身一つ感覚
終章 身一つ東山修験道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
10
「熊野は、『日本書紀』に日本の村の中で唯一「神の邑」と記されている土地であり、魂の隠る他界と境を接する聖なる地とされた。女神イザナミノミコトを葬ったのも熊野の有馬村であった。そして、その熊野の神社は黒潮の流れに乗って、沖縄とも深く関係する。沖縄の波の上宮は別名熊野権現とも呼ばれる。黒潮の海の文化と高温多雨による亜熱帯的な照葉樹林相が沖縄と熊野を結んでいるのである」2018/01/07
sikamo
1
アニメなんかのサブカル聖地巡礼を歌枕に通ずる日本的感性だとする見解は面白い。大先生と南方熊楠のお墓が隣り合っているとは知らなかった。2016/01/11
はちめ
0
法螺貝の購入と天河参詣を検討。2013/12/16
you
0
この著者はこれしか読んでないけど、もっと論理的な本かと思った。学者なのでそういう積み重ねがあると思うが、山に何も準備せずに行くなんてちょっと。。。無謀2013/11/26
lovejoy
0
★★2021/07/07