角川文庫 劇場版SPEC～結～漸ノ篇

著者名：西荻弓絵【脚本】/豊田美加【ノベライズ】

KADOKAWA（2013/11発売）

• ISBN：9784041010563

内容説明

SPECを持つ者と持たざる者。セカイは揺るぎ始め、現人類の歴史に終止符が打たれようとしている。シンプルプラン。ファイティマ第三の予言。ソロモンの鍵。全ての謎が明らかになるSPEC完結篇、前編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[吉田あや]

猿の惑星のような荒涼とした砂浜の景色から時間は高速に巻戻り、セカイの声に呼応する八咫烏と共に明けてゆく夜から始まるSPEC最終章。懐かしい!何度帰ってきてもSPECの世界は高まる!人間の可能性を信じる者と閉ざそうとする者との戦いに巻き込まれていく特殊能力を持ったスペックホルダーたち。死者を召喚するスペックを使おうとする当麻の意識に、怨嗟の声が響き渡り、心が冥界に囚われ、目が暗黒に奪われるシーンは何度見ても、読んでも、辛く痛い。ケイゾクから続く野々村係長の絶妙のゆるさとあったかさがたまらない。

2016/03/25

[yu]

野々村係長のくだりで、不覚にも泣きそうになった。 さら～っとすぐ読めるのであっという間に読了。 会社で読むのはちと危険。うっかり笑いそうになる場面もチラホラ。 「まるっと～」なんて言っちゃったら、仲間さんに怒られるのでは？と勝手にハラハラしてみたり。 ウィルスに感染したその後がどうなるのか、続けて読みますわ。

2014/01/08

[魔王]

野々村係長の最後が本当によかった。心臓の息の根が止まっても部下を守るところにジーンときました。内容は映画だけだと整理できなかったのでよかったです。

2016/02/01

[十六夜（いざよい）]

ＳＰＥＣ完結編の前編。だんだん規模が大きくなってきて嬉しいような悲しいような…。個人的には未解決事件をチマチマ解決していた時の方が好きだったかなぁ。しかもケイゾクからの愛すべきキャラ、野々村係長がついに…(涙)兎に角先が気になるので後編へ。

2014/07/07

[橘]

結のゼン（漢字が出ない…）もとても面白かったです。スケールが大きくなってきましたね。卑弥呼は結局、ここで退場なのかな…？野々村係長が、ケイゾクに引き続き、良い登場人物でした。最期にウルウル。このシリーズの重要な役割でしたね。

2016/01/25