マイナビ新書<br> 今こそ読みたいマクルーハン

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マイナビ新書
今こそ読みたいマクルーハン

  • 著者名:小林啓倫
  • 価格 ¥628(本体¥571)
  • マイナビ出版(2013/10発売)
  • 初夏を満喫!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン (~5/18)
  • ポイント 125pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784839946531
  • NDC分類:361.45

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内容説明

メディアはメッセージである―マーシャル・マクルーハンという人物についてよく知らなくても、この有名なセリフは聞いたことがある人は多いでしょう。メディア論の大家、マクルーハンは、まだテレビが新しいテクノロジーだった時代に、来るべきネット社会の到来を予言していました。彼はメディアやテクノロジーに対する深い洞察を通じて、人間が何を考え、社会がどのように動いているのかを解説してみせたのです。彼が現在の情報化社会・ソーシャル時代を目にしたとしたら、どのような考察を行うのでしょうか。本書では、マクルーハンに初めて触れるという方にも分かりやすく、彼の理論のエッセンスについて解説します。
■CONTENTS
【第1章】メディアと社会はどのような関係にあるのか―「メディアはメッセージ」/【第2章】マクルーハンと言うメディアとは何か―「車輪は足の延長である」/【第3章】メディアが人間に与える影響とは何か―「感覚比率」/【第4章】メディアの「温度」とは何か―「ホットとクール」/【第5章】マクルーハンはなぜ難解な文章を書いたのか―「私は説明しない」/【第6章】メディアの機能はどう整理できるのか―「自動車は交通渋滞に反転する」/【第7章】デジタルメディアは人間をどこに導くのか―「地球村」
■著者
小林啓倫(コバヤシアキヒト)1973年東京都生まれ。経営コンサルタント。獨協大学卒、筑波大学大学院修士課程修了。システムエンジニアとしてキャリアを積んだ後、米バブソン大学にてMBAを取得。その後外資系コンサルティングファーム、国内ベンチャー企業を経て、現在はコンサルタント業の傍ら、ライター/翻訳者としても活動。個人ブログ「POLARBEAR BLOG」は2011年度のアルファブロガー・アワードを受賞している。※著者略歴は書籍刊行時のものを表示しています。

目次

第1章 メディアと社会はどのような関係にあるのか―「メディアはメッセージ」
第2章 マクルーハンと言うメディアとは何か―「車輪は足の延長である」
第3章 メディアが人間に与える影響とは何か―「感覚比率」
第4章 メディアの「温度」とは何か―「ホットとクール」
第5章 マクルーハンはなぜ難解な文章を書いたのか―「私は説明しない」
第6章 メディアの機能はどう整理できるのか―「自動車は交通渋滞に反転する」
第7章 デジタルメディアは人間をどこに導くのか―「地球村」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

61
60年台にブーム的に読まれて忘れられたメディア論学者の入門書。一般向けの語り口と内容の新書。この学者の基本的な考え方と難解さの理由、現在のネット社会がかれの予言どおりであると指摘。SNSやTwitterなど、スマホのカメラなどのテクノロジーが人間の感覚や思考を変化させていることを考察している。ただマクルーハンの語り自体、理論的ではなく、言葉遊びに取られるような面を意識的にしていたという。ただまあ、現在だとそこまで画期的でもない常識のように感じてしまうのだが。良書。2018/05/26

ころこ

23
マクルーハンの思想解説本としてよりも、現代メディア論として優れています。本書では、マクルーハンのメディアの定義を、テクノロジーの開発=身体の拡張とし、現在のテクノロジーで実現可能な社会の変化による、ひとの感覚の変化に着目します。マクルーハンによると、感覚の拡張が人類の歴史上3回起こっており、その度に社会のあり方が大きく変わったとされています。最初に起こった拡張として、文字の登場による人間のコミュニケーションの変化があり、エクリチュールも立派なテクノロジー=メディアだと論じられています。そこで起こる拡張は、2018/06/05

kanaoka 57

5
技術進化は人間の身体を拡張させ、生物としての環世界と自然適応の形を変化させていく。 人間は文明を生み出した時から、急激に生物的な意味において進化しているとも言えるであろうし、もしくは、身体を取り巻く技術を自己して取り込んだ新しい生命体として、もしくは、社会コロニーとして1つの有機体として、新たな生命の形を生み出しているとも言える。 2017/08/13

しもふさ

4
「メディアはマッサージある」を読もうとしたところ意味が分からなかったので、ワンステップ入れるために読みました。わかりやすくてうれしい!メディア(技術)が社会や個人の意識を作り身体・精神を拡張する感覚、分かります。身体にしても精神にしても個々の肉体に規定されない曖昧なものなのでしょう。特にスマホや自動車などモノを使っているとそのような感覚にとらわれます。読書メーターもその一つで、それがこの感想の推進力になってますし(笑)。いろいろな問いを立てられ、いろんな事象に当て込むことができるたのしい論だと思いました。2020/03/08

やまもと

4
デザイン理論はギブソンのように、メディア論の本質を捉えるならほとんどこのマクルーハンという人物に集約される。どの学問での開祖みたいな人物がいるのでそこからの歴史を見ると全体が見えやすい。メディアはメッセージ、感覚比率、ホットとクールなメディアあたりは有名。2018/06/30

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