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内容説明
早起きは三文の徳。ラジオ体操のように、京都を歩く。穴場は朝の数だけ見つかります。東京から京都へ移り住んだ著者は、よく「穴場を教えてください」とたずねられるが、簡単には答えられないという。なぜなら場所よりも「早朝に勝る穴場なし」だから。掃除したての、昼間とは違った清々しさ。人目にさらされていない、初々しさのある時間帯。下鴨神社や東寺――有名なのに、そこには誰も知らない自分だけの空間があるかもしれない。早起きをすれば、旅行者の限られた時間を有効に使うことができる。人ごみが苦手な人にとっては、お気に入りの場所を見つけるいい機会でもある。著名な神社仏閣だけでなく、魅力的な通りや池なども紹介。
目次
桜を極めるなら<br/>静かな紅葉に会うために<br/>東山七条で、後白河上皇と平清盛に出会う<br/>祇園ぐるりはんなりの奥を解く<br/>法然上人ゆかりの寺<br/>後水尾上皇の美意識を学ぶ<br/>御所ゆかりの寺<br/>祭ゆかりの社や寺を訪ねる<br/>盂蘭盆会を体験する<br/>川のほとりを歩く<br/>京都駅から近い寺<br/>禅寺を「面」で見る<br/>修学旅行をやり直すなら
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろにゃんこ
30
場所が変わると眠れない人なので早朝からウロウロしています(^^ゞ東山の観光地の一角に住んでいるなんて羨ましい!でも大変か…。私も永観堂の阿弥陀さまをじっくり眺めました。2023/06/30
金吾
29
早朝散歩が好きですので「早朝に勝る穴場なし」という言葉は実感できます。朝は名所史跡もすいていてゆっくり出来ますし、一通りまわった後のご飯も美味しいです。地元でありながら知らない話もありますのでそれも良かったです。2024/03/07
ともとも
29
好き過ぎて何回か訪れている京都。 季節や朝や昼、そして夜でいろいろなの姿を見ていく京都の名所。 歴史や伝承を踏まえながらも、京都旅行を思い出しつつ、 さらには、行ったことのない名所への想いを馳せ、さらには早朝の姿を 思い描きながらも、まるで京都に訪れたかのような感覚に陥りながらも また京都に行きたくなってしまう病と、京都愛が益々募っていく そんな1冊でした。 2016/04/16
ニコン
23
著者の語り口調の文章は、いつもながらとても読みやすいです。旅行者にとっては朝一番に出かけられる場所は限られますが、この本を参考にして気になった場所を訪れてみたいです。今度、修学旅行に行く子供に助言してみようとも思いました。2014/04/25
B.J.
22
<京>行きたい・・・行けない・・・これで我慢♪2014/06/07