〈新訳〉日暮硯 - 藩政改革のバイブルに学ぶ人の動かし方

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〈新訳〉日暮硯 - 藩政改革のバイブルに学ぶ人の動かし方

  • 著者名:河合敦
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2013/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569814858
  • NDC分類:215.2

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内容説明

一説では米沢藩中興の祖・上杉鷹山よりも藩政改革の手腕に長けていたといわれる、信州松代藩の家老・恩田木工。俸禄未払いや、強硬な年貢の取り立てに対して不満を抱いていた藩士や領民は、虚言続きの藩に忠義の心はなかった。そこで、木工は、「今後一切嘘をいわない」という宣言をし、自ら質素倹約を実行。その徹底ぶりが領民の心を動かした。また不正があれば、落ち度を責める前にまずシステムを調べ、諸制度の煩雑さゆえ不備が頻発すると判断した場合は、その仕組みを改めるなど、「仁政」で藩財政を建て直した。わずか5年で、破綻寸前の財政再建を成し遂げた恩田木工の型破りな手法とは!?

目次

第1章 名君の条件(名君の陰に名臣あり 飼鳥の楽しさを語る家臣に、奇妙な対応をする真田幸弘 ほか)<br/>第2章 改革の覚悟と誓い(親族に対して絶縁を宣言 妻子を捨て、家臣を放免 ほか)<br/>第3章 領民との約束(藩士だけでなく領民を集めて相談する 命を代償とした公約を領内に徹底させる ほか)<br/>第4章 不正役人を正す(松代藩の悪いところを書面にして提出せよ 村人の心をつかんだ恩田木工 ほか)<br/>第5章 改革の成果(上が正しければ、下も自ずから正される 他人にやさしく、自分に厳しく ほか)