内容説明
関羽や張飛、劉備、諸葛亮に曹操といった三国志の英雄の子供達はどのような人物で、何をしたのか?「三国志演義」だけでなく正史やその他の原典史料も踏まえて、英雄たちの系譜を描く一冊!
目次
その1 後漢の章(何進―実力不相応の顕官になった一族の死 袁紹―みすみす曹操に先を越された迂闊さ ほか)
その2 魏の章(曹操―自分を超える才能を持つ子はいたか 曹丕―宗室を冷遇して権臣の擡頭を招く ほか)
その3 蜀の章(劉備―忽然と現れて鼎立の一端を担う 諸葛亮―本領は政治家としてだった ほか)
その4 呉の章(孫堅―忠烈を謳われた勇将を見舞った災難 孫権―青・壮年期と晩年との大きな落差 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サチオ
7
「英雄と呼ばれた人物」の子供達に焦点を当てた本。二代続けて優れた時代に名を残すのはほんの僅か、ちょっとボタンを掛け違えただけで堕ちてゆく様は厳しい時代を浮き彫りにする。珍しい着眼点で面白かった。2015/02/17
ようはん
5
三国志の有名英雄達の息子や孫達を紹介した本。今度三國志14が出るが武将が多数シリーズ新登場予定とあってこの本にも新登場を期待したい武将は何人かいる。2019/09/01
北之庄
2
数多溢れる三國志周辺の一冊。文武に優れた人材が綺羅星のごとく輝くこの時代であっても、親子共々活躍した人物となると、後の呉帝室となる孫氏と、三國統一を果たす司馬氏を数えるのみ。曹操、劉備、諸葛亮を越える子孫はやはり現れなかったのだ! とは言え、英邁な孫権・司馬炎に続き暗愚な当主が立つや否や、呉・西晋とも一気に国が傾き始めたのは周知のところ。 やはり国や企業も「人は石垣 人は城 人は堀、情けは味方 あだは敵」なんですね。2015/10/03
のんたん
2
それからの系譜ということで、もっと先の子孫まで書かれているのかと思ったが、多くは子や孫止まり。副題に『英傑の子供たちは~』とあるとおりだった。ただ、一人一人は丁寧に解説されていてよくまとまっていたと思う。2014/11/01
neige
2
三国志の英雄は幾人といれど、その子供が親以上に活躍したという印象が無いなと、本屋で表紙を見て引っかかったので購入。残念なことにその印象が覆ることは無かったが、それは多くの戦が行われたのが、黄巾の乱から諸葛亮が亡くなるまでのおよそ50年間であり、そこで活躍できなけば記録に残らなかった状況であれば仕方の無いことだと納得。才能がありそうな子に限って早く亡くなってしまうのも、なんともやりきれない感じがする。2013/10/19
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