文春文庫<br> 刑事の骨

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文春文庫
刑事の骨

  • 著者名:永瀬隼介
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 文藝春秋(2013/11発売)
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  • ISBN:9784167696054
  • NDC分類:913.6

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内容説明

連続幼児殺人事件の捜査本部を指揮する不破は、同期の落ちこぼれ警察官・田村の失敗で真犯人を取り逃す。17年後、不破を訪ねてきた田村が、その夜新宿歌舞伎町のビルの屋上から転落死する。不可解な死……。田村は定年後も単身、連続幼児殺人事件の捜査を続け、真犯人に迫っていた。当時、犯人の顔を見たのは田村だけと思われていたが、じつはもう一人目撃者がいたのだ。不破は田村の遺志を継ぎ、犯人捜査に乗り出す。時効を過ぎたにもかかわらず、なおも関係者を呪縛する事件の重さ。武骨、硬骨、気骨――刑事の生き様を余さず描いた骨太の警察小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すたこ

40
★★初読み作家さん。真犯人が暴かれるラストは二転三転あり意外性ありで面白かったけれど、そこまで行くのに本当に苦労した。文章の端々に出てくる四字熟語や気取った言い回しがとにかく苦手で進まなかった。2015/02/26

ミーコ

22
永瀬作品は「カミカゼ」に続き2作め。同期の元管理官の不破と、元交番勤務の田村が 定年後も時効になった連続幼児殺人犯を割り出して行く過程が ハラハラして面白かった。が ちょっと回りくどい様な気も…。田村が、不破に感じてた誇りや友情が 不破側からは感じられなかったのに 田村が亡くなってから気付いたのか? 不破の言動に違和感を感じたのも事実。2013/12/22

うめ

18
色々とライトかな。もっとこう、濃厚でも良かった。特に人間関係をもっとこう、濃厚に描写して欲しかった。2016/01/02

YONDA

16
主人公の不破はノンキャリアで管理官になったのだから、ヘマして出世街道から外れても、それなりに優秀な警察官だと思うのだが、定年後の不破の姿はただの老人としか思えない。会話の途中でちょくちょく挿入される頭が割れるや倒れそうになるなどの文がちょっと目障りで読みづらく感じた。真犯人を見つける過程も突然すぎる。どうせなら、その後の裁判の過程までも書いてほしかった。2020/05/25

icchiy

14
連続幼児誘拐殺人事件の犯人を取り逃した現場の警察官とその指揮官。指揮官は組織の中で降格、左遷、そして退職。現場で犯人を捕まえられなかった警察官は自殺。なんとも暗く重い物語なんだと、、、思ったら自殺の前まで時効を迎えても尚独自に捜査をしていた事実が判明。そして真犯人を追うことに、そしてまたドンデン返し、これは隠れた名作では?とページを捲る手が止まらない。2022/07/16

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