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内容説明
憲法はとても大事なものだから、変えるにしろ守るにしろ、しっかり考える必要がある。おしえて池上さん! 憲法についてのギモン点! 『憲法は難しくない』に大幅加筆・修正した憲法入門決定版。日本国憲法を、池上さんと一緒に読んでみよう! 今こそ知っておくべき憲法のギモン点にお答えします。
目次
はじめに―憲法は実は身近なもの
第1章 そもそも憲法ってなんだろう?
第2章 日本国憲法はこうして生まれた
第3章 池上さんと、日本国憲法を読んでみよう(前半)―私たちの権利・義務編
第4章 池上さんと、日本国憲法を読んでみよう(後半)―「国の組織」編
第5章 第九条が常に争点になってきた
第6章 今こそ考えたい、憲法改正は必要か?
おわりに―憲法を読んでみよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
85
他館図書館本。 コソコソと変な憲法草案を作る占領下の日本政府。毎日新聞のスクープで激怒したGHQ。GHQも日本政府のコソコソ悪事に手を焼いたのですね。探したらほかにもコソコソ悪事は出てきそうです。 初期の憲法問題では意外と共産党がしっかりしていますね(反対反対言っているだけともとれるが)民主主義が不徹底とか国防はどうするのかとか…。たしか共産党も草案つくっていたとか聞いたのですが関連性はあるのか気になるところ。2023/03/06
みゃーこ
83
憲法9条、96条の改正案について論ずる前に憲法じたいを再度学びなおし歴史的背景を見つめなおす必要性を感じた。そのために重要となる考え方の基本を分かりやすく解説されており、問題となっている論点を詳しく説明らされている。小学生から大人まで誰にでもわかりやすく興味深い内容にまとめられた内容2013/12/28
コウメ
64
めっちゃ分かりやすく良かった。前回読んだ池上彰の現代シリーズと内容が重なっている部分が多かった。内容的には中学校の教科書だけど細かく詳細に説明していてさらに深く復習できた。2020/02/25
汐
54
本当に基本という感じで、わかりやすかったです。憲法はその時々の総理大臣によって、解釈の仕方が変えられていることを知りました。でもそれは、言い換えれば、言葉で国民を騙していることなのではないかなと思いました。国家権力を縛るはずの憲法。国民を守る為にあるはずのものが、無理矢理に改憲され、国民を縛るようになりつつあるのは、多分。変えようとしている政治家だけが理由ではないと思います。「国家の為に国民がいるのではなく、国民の為に国家がある」よく顧問の先生が仰いますが、基本はそこにあるのかなと思います。2016/05/21
かつどん
35
2013年の本だが憲法が生まれるまでのいきさつから今の論点まで、とても分かり易く書かれて、鵜呑みにせずともかなり参考になる。 浅く学んだ地政学の視点からだと、日本は文明が発達してるとはいえ世界の片田舎であり、大きなしがらみから遠い場所にいると感じる。そんな日本でさえ人間社会は大きな矛盾を抱えるのだなぁと。 自然の厳しさから集団で身を守り上手に恩恵を頂くというのは、それなりの問題も生まれる。その一つが国際的社会関係。 自国だけ良しでなく世界情勢とどう向き合えるか、手段としての憲法はどんな形が良いでしょうか?2016/07/18