内容説明
知識詰め込み式の学習法は子どもにストレスを与え、脳に悪影響を及ぼします。頭のよい子を育てるには、特別なことをするのではなく、生活習慣に注目することが大切なのです。本書は脳科学者として半世紀以上、脳の働きや構造の研究を行ってきた著者が、「親子散歩をする」「家族で山登りをする」「サンドイッチを作らせてみよう!」「子ども同士のもめごと、ケンカはなるべく見守る」等、子どもの脳を発達させるためにできることを紹介します。運動や身体を動かす遊びは、子どもの脳の発育にとって最も重要です。本書では、睡眠、食事、あいさつ、遊びについても触れますが、【第2章 なぜ運動すると頭がよくなるのか】【第3章 手を使うことも、歌うことも立派な運動】など、運動と脳との関係性について、とくに多くのページを割いています。のびのびと活動することで子どもが能力を発揮できるように、本書で紹介する習慣を、少しずつでも実践してみましょう。
目次
第1章 脳を育む!生活習慣(眠りが大切なのは「リズム」をつくるため 寝ている間に学習ができる!? ほか)<br/>第2章 なぜ運動すると頭がよくなるのか(すべての運動は前頭前野から始まる 自分から運動することは、考えること以上に脳を使う ほか)<br/>第3章 手を使うことも、歌うことも立派な運動(高度な手の動きは人間にしかできない どうすれば手・指を器用に動かせるようになるのか ほか)<br/>第4章 日々の生活でやっておくべきこと(親子散歩で感性を磨く 遊びは学びの宝庫である ほか)