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内容説明
妄想癖が悪化し、兄弟の手に負えなくなってしまった妹。大切に思っているはずなのに、煩わしいと感じてしまう人間の矛盾に迫った『水平線JPG』。ある日、死んだ恋人からとんでもないプレゼントが届く『ダンくんの心配』や、爆弾魔の孤独を描いた『成人ボム 夏の日』等、煌めく九編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
72
アバンギャルドなポエジーの世界が展開されていて、全ての線が象る心情に目が離せなかった。一切の情報もなく完全にジャケ買いをした漫画だったけれど、絵柄から想像した物語を遥かに超えて切なく、無機質な情熱が爆発的な余韻を運んでくれる。多感で、繊細で、壊れそうで、壊したい衝動を語彙を吹き飛ばしてねじ伏せていく才能の凄さにただただ感嘆した。2020/01/04
しいたけ
72
スカッと起死回生とまではいかなくても、確かな希望が見える。小さくて偉大な変身が、いまも世界のあちこちで起きていると思わせてくれた。2019/06/18
ダリヤ
52
貸して頂いた本。わけわかんない話なんだけど、ちゃんとまっすぐと伝わってくるものが最後にはのこって、ちょろっと涙がでそうになりました。女の子たちがね、ほんとかわいい。2012/12/21
kanon
39
素晴らしい…評判は聞いていたけど、想像以上に良かった。九編収録されているのだけど、何か共通性はあるのだろうか。この作品集の題名が「変身のニュース」なのでこれが関係するのだろうか…よくわからないが、この理解出来なさがまた良い。お気に入りTOP3は「赤星くん」「昼休み」「成人ボム 夏の日」。これは揺るがない。但し他も全て良いのでそこはあしからず。なんというかね、余韻が残るんだなあ。良い余韻。胸糞悪いモノじゃなくて、何か考えてしまうような、しばらく浸っていたいような、余韻。でも短編だとその連続なので少し疲れる笑2014/12/28
ブレーメン
27
『僕は問題ありません』を読んでみて、とてもとても良かったのでネットで取り寄せた。この作品もとてもとても良かった!!優しさと哀しみとおバカさと笑いと毒と刺激とが散りばめられた物だと思う。因みに私は『成人ボム』のあの駅舎で話する辺りが凄いと思った。そう、凝縮!!こんな作品を読めるから、日本に生まれて良かったなぁ…としみじみ思うのである。2013/12/28
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