角川文庫<br> 卒業式は真夜中に

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角川文庫
卒業式は真夜中に

  • 著者名:赤川次郎
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041009826

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内容説明

高校2年生の如月映美は卒業式の後、誰もいない教室で鳴っている携帯を見つける。思わず中を見てしまうと、そのメールには、学校での殺人予告が! 青春サスペンス・ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

110
先輩の卒業式の夜、学校で事件は起こる。 好奇心旺盛な映美。 事件にまきこまれ、記憶喪失に。 母親の歩美は、娘を探し続け、最後には出会える。 現実逃避でも 理想追求でもない 赤川次郎の世界が開けて来る。 文学としては不十分だという人がいても、通勤電車での日常読書としては十分な内容。2011/06/09

扉のこちら側

91
2016年504冊め。卒業式「の」真夜中に端を発する物語なのだけれど、卒業式「は」、という話ではない。最初と最後では全然違う話を読んだかのように印象が違うし、展開が突拍子もなくて戸惑う。結構苦手な作家なのだ。2016/07/01

佳蓮☆道央民

87
★★★★★久しぶりにこんなに早く続きが読みたいってせかせかして、ページ捲って、読んでた。章の区切りが読みやすかったから、読書初心者とかにオススメ出来るかもしれない。最初の方や、中盤や、ハラハラぞくぞくしてめっちゃ怖かった。教室にある床に携帯が落ちてて、メール見ただけで事件が始まるなんて予想もしてなかった。もうなんか色々衝撃的な推理小説だった。軽かったけど、気軽に読めました。推理小説って言うか、人間的サスペンスに近いんじゃないかな♪もう頭の中でその文章がドラマみたいに流れてきて、現実にありそうで怖いなって2016/07/28

優愛

74
学校を背景に逆転する舞台と主人公に驚愕。ねぇ、きっと誰も知らないんだ。17歳が身に纏う制服に込められた期待と、不安と、孤独と、痺れるような感覚を。触れては遠ざかるもどかしさは恋と殺意の隣り合わせになりうることを本作は今日、私に教えてくれたのです。「卒業式は真夜中に」寂しげなタイトルに隠された秘密。ごめんね、最後まで気づいてあげられなかった。誰より愛を求めていたのはあなただったのかもしれないのに。卒業式の日、誰もいない教室で鳴り響く携帯。私たちの手で殺さなきゃ――11時に学校で。あなたならどうしますか。2015/06/20

あなご

36
深夜の学校を舞台にしたミステリー小説です。慕っていた先輩に殺人の罪を被せられてしまう主人公に娘が殺人の疑いをかけられ行方不明になっても娘を信じ続ける母親といった登場人物が魅力的でした。二人とも不幸に耐えよく頑張ったと思います。事件解決後の後日談はあまり納得できませんでした。2014/02/17

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