内容説明
企業のグローバル化が進んだ現在、文化や習慣の原点となっている宗教がわからなければ、けっして仕事はうまくいかない。本書は、いまやビジネスの必修知識となった宗教について、短時間で必要な知識を得るためにコンパクトにまとまった最適な入門書。
グローバル化がますます進むこれからの時代には、その国の宗教に関する基本的な常識を知ることによって、宗教に起因するトラブルを招かないように心がけることが必要になります。(中略)宗教の中には比較的最近生まれたものもありますが、世界宗教と呼ばれるものはどれも千年以上、あるいは二千年以上の歴史があります。それぞれの国に定着してから数百年以上経過している宗教の場合には、社会制度や文化、生活習慣と深く結び付いているのが普通です。日本人がごく当たり前のように初詣をしたり墓参りをしたりするように、神に祈ったり、教会に集まったりすることは特別な行動ではありません。宗教にどう関わるかは国ごと、社会ごと、あるいは民族ごとに異なりますが、それぞれの人々にとってはそれがごく自然な行為なのです。まずこの点に気付くことが、世界の宗教文化を理解する上での出発点になります。(本文より)
目次
第1章 なぜ、いまビジネスで宗教知識が必要なのか?―グローバル化と宗教
第2章 自分たちの宗教のこときちんと知っていますか?―日本の宗教
第3章 世界に離散した民族が守っている戒律―ユダヤ教
第4章 国を超えるキリスト教 国ごとにまとまるキリスト教―カトリック&オーソドックス
第5章 さまざまに分かれ、独特な教えの教派も出現―プロテスタント
第6章 戒律に従って暮らすとは、どういうことか―イスラム
第7章 多彩な信仰が織りなす多文化社会の混沌と秩序―インドの宗教文化
第8章 日本の仏教とどこが大きく異なるのか?―上座仏教
第9章 意外と知らない中国や韓国の宗教文化―東アジアの宗教
感想・レビュー
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べっち
vinlandmbit
白義
rockuntilyoudrop
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