内容説明
薬剤師として、現場で使える薬学理論を広めることに尽力してきた菅野彊氏が、自身の薬剤師人生を振り返りつつ、自ら展開してきた、副作用を早期に発見するためのワザ(副作用機序別分類)や薬物動態学など、薬局薬剤師に必要な知識と知恵を伝授します。
薬学的な知識をどう服薬指導に生かしたらよいのかと悩む薬剤師にとって、明日からの仕事の仕方が変わる考え方や工夫が満載。また、菅野氏の薬剤師人生、人となりが伝わる、一冊です。
◆著者:菅野 彊(かんの・つとむ)
どんぐり工房代表。1967年東京薬科大学卒業。製薬会社、薬局経営、病院勤務、医薬品卸の情報室勤務を経て、99年4月に合資会社どんぐり工房を設立。『実践副作用学」(医薬ジャーナル社)、『患者とくすりがみえる薬局薬物動態学』(南山堂)、『薬物動態を推理する55Question』(南江堂)など著書多数。
目次
第1部(副作用機序別分類ができるまで デカルト先生の教え アウフヘーベンする日まで)
第2部(薬理作用と薬物動態で解く薬局副作用学(臓器別分類から機序別分類への転換 添付文書の読み解き方 薬物過敏症の特徴を知る 薬理作用による副作用の特徴を知る 薬物毒性による副作用の特徴を知る ほか))