内容説明
戦前、二大政党政治が崩壊し軍部台頭、そして日米開戦まで、政治評論家として〈雄弁〉に時代を語り、戦時中は総合雑誌への執筆禁止という形で〈沈黙〉を余儀なくされ、戦後は新聞経営者として「書く場」を守りきったリベラリストの本格評伝。一九九七年度吉野作造賞受賞作。
目次
序章 危機の二十五年―政治評論家の運命
第1章 生涯一ジャーナリスト―政治評論家への道
第2章 コラムニストの誕生―「日曜時評」の創設
第3章 挙国一致内閣と政党―議会政治の活性化へむけて
第4章 二・二六事件―政党の失地回復へむけて
第5章 日中戦争と近衛新体制―立憲政治の原則へむけて
第6章 戦中沈黙のリベラリスト―抑圧の中の自由
第7章 戦後戦う民主主義者―象徴としての評論家社長
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