内容説明
ここ数年不振続きで開幕前はそれほど期待されていなかった阪神タイガースだが、ふたを開けてみれば巨人と首位を争う大躍進。チームの何が変わったのか。その秘密を元監督の岡田彰布が探る。
目次
第1章 打線のV字回復(阪神のV字回復への追い風 阪神を変えた男・西岡剛 ほか)
第2章 ピッチングスタッフのV字回復(エースの存在感を持った藤浪 バッテリーの察知能力が成長した ほか)
第3章 巨人を倒せ!(阪神‐巨人戦のプライド 巨人にどう勝つか ほか)
第4章 常勝軍団になるための阪神への提言(なぜ二軍から選手が育たないのか 福留獲得時に必要だった議論 ほか)
第5章 次期監督問題を考える(阪神は次期監督を用意しておくべき 矢野が持っている監督の資質 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
19
のっけから掛布との飲み会から始まる意外な展開。しかし書かれている事は、お笑いの顔の似合わずオーソドックスな理論を展開する。意外と自分のやりたい野球が無いのが驚き。後継者を育てることにはまったく同意できる。今の巨人で他の球団に比べ唯一優れているのは、確かにこの点である。矢野や金本の監督についての期待も面白い。2014/03/17
柊子
13
目次の中に「ソフトバンク、ロッテの育成システムを見習え」という項目があったので、思わず買ってしまった。わずか3ページだけだったが、「パ・リーグの人の育て方こそ、阪神が見習うべき」という一文に納得。お金を積んで連れてくるのではなく、自分の所で育てることが大切だし必要だろう。2013/09/30
おくりゆう
7
前年5位から一躍2位に飛躍した(現時点)阪神タイガースの好調の秘訣を前阪神監督の岡田氏が分析した本。やはり岡田氏は分析力に富み、言葉にする力を持っている、と個人的に思います。監督時代のエピソードに、投打のキーマン各人の分析や野球界への提言など興味深かったです。(三宅氏の本や野村氏の本への言及もありました)2013/09/14
Masao Kawano
5
自社作品です。岡田元監督が、阪神タイガースへの熱い思いと、現チームへの助言をする阪神ファン必読の一冊。冒頭今年になって阪神入団以来初めて岡田さんと掛布さんが、外で一緒に食事をしたというエピソードが面白い。 愛情が感じられる阪神に比べて、昨年失礼な形で解任をされたオリックスの球団や選手に対しては、手厳しい。最後に岡田さんの阪神次期監督推しメンが語られます。僕としては、岡田さん再登板期待しています。2013/09/11
田中
4
岡田が掛布と一緒に酒を飲んだのは初めてだったと語られる。これは凄く大きな意義あることだ。僕は心底嬉しく感じた。この二人が、これからは一緒になってタイガースのために話し合って欲しい。岡田の率直なタイガースへの提言は、もう僕もだいぶ前から感じていることだ。ここ数年はドラフトの指名選手の失敗だ。特に野手がダメだ。さらに若手の育成ができないこと、フロントの無能ぶりもあるだろう。とにかくひとつひとつ改善してほしいと切に希望する。岡田は次期監督を準備しておく必要性を語っている。これはとても重要な意見だと思う。2015/03/06
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