内容説明
【2013年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞】 2009年、長野五輪以降のアイスホッケー界を一人で支えてきた男が、日光にある弱小、経営難の「アイスバックス」に移籍してきた。親友である監督・村井忠寛から請われたからだった。やがて、フロントにスポーツビジネスに明るい日置貴之がやってきて改革に乗り出す。アイスホッケーをビジネスと捉える日置と、ホッケー界のスパースター鈴木貴人の奮闘によってチームは少しずつ再生へのステップを登っていく。そして奇跡が起きる。
目次
第1章 暗闇
第2章 変化
第3章 時代
第4章 逆襲
第5章 断裂
第6章 薄明
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
orangepelican
3
300ページ以上の、なかなか厚みのある本ですが、熱中して読みました。アツかったです。鈴木貴人氏をはじめ、アイスバックスにかかわる様々な人たちのドラマが凝縮されている、珠玉のドキュメントでした。アイスバックス応援するぞー!2013/10/10
たんたん
2
バックスというチームをますます応援したくなった。 何度も涙しました。 ホッケーが好きな人は必読だと思います。
mahoko
2
稀代のホッケー選手・鈴木貴人だけでなく、日本アイスホッケーのプチ近代史的な情報から、関わりのある選手、関係者、そしてサポータに至る詳細な小話が300ページ程にまとめられた出色の作品。 日本でのスポーツの文化的・社会的価値、これからのプロチームのあり方などを模索する上で、他種競技に興味がある方にも興味深く読めるはずです。 また、過去・現在、そして、遍在する情報を縫い合わせて多角的にアイスバックスの全体像を描き出す書法は、パルプフィクションの構成を彷彿させます。軽快ながらダイナミックな展開で、スポーツに興2013/11/19
SU
1
アイスホッケー好きにはたまらないかも2016/11/02
さくらさく
1
上々。2013/10/14