藤原氏の悪行

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藤原氏の悪行

  • 著者名:関裕二【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2013/11発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062184960

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内容説明

「藤原氏はどうやって日本を乗っ取ったのか!?」平安時代から近代まで続いた、藤原氏と天皇家のただならぬ関係を読み解く。天皇家の母親をみると、ほとんどは藤原氏の女性で占められている……それはなぜか? しかも藤原氏は他者との共存を拒み、政敵をことごとく退けてきた。「正義の味方」とはほど遠い藤原氏の呪縛から、天皇家はいかに逃れようとしてきたのか。日本史最大のタブーに挑む。

目次

第1章 明治維新と閨閥の力(何度も没落しそのたびに蘇った藤原氏 何度も蹉跌を味わった藤原氏 ほか)
第2章 藤原氏の正体(神話に登場する中臣鎌足の祖神 不可解な乙巳の変 ほか)
第3章 なぜ藤原氏はのし上がることができたのか(中臣鎌足の末裔が他者を圧倒した理由 律令制度とは何か ほか)
第4章 律令と天皇という魔法(天皇に権力はなかったが天皇の命令は絶対だった なぜ聖武は仏教を重視したのか ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

35
7世紀末から8世紀あたりの王朝怪異的な記事に興味があり、現実的には何が起こっていたのか知りたいと思っていました。日本史には疎いので、流れを掴む参考として読了。藤原氏の登場、その目的と権力奪取の手段、政治的な駆け引きに疎い当時の豪族たちが太刀打ちできなかった理由を述べています。これが歴史的真実かどうかよりも、このような視点で考えることもできるというストーリーとして楽しむことができました。こういう背景の中で記録された怪異には、隠されたメッセージがあるのではといよいよ妄想が膨らみます。「~正体」へ戻ります。2022/12/28

黒猫

2
この本、藤原氏に関心ある人にはたまらないですね。学校で習ったものを多数の資料から疑問視し、新たな説を唱える。なるほどなるほどと納得してしまう部分もあり面白いです。中臣鎌足、藤原不比等を中心に天智天皇、文武天皇の対立構図。藤原不比等の狡猾さは確かに日本の外交に一石を投じてます。また、蘇我氏と物部氏が協力して律令体制を構築したのでは?など目から鱗です。とにかく藤原氏スゴい!2015/06/30

takao

0
ふむ2018/03/25

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