内容説明
副作用の危険が隠された薬によって「うつ病」患者が作られている。安易に向精神薬を投与する医師たち。彼らを陰で操り、巨額の利益をあげる製薬会社。「戦後最大の薬害」は、今、まさに我々が暮らすこの場で進行中なのだ。精神科医でノンフィクション作家の著者が、精神医療の闇を解き明かし、苦しみ、悩み、不安とどう向き合うか、あるべき姿を訴える。
目次
第1章 実態―うつ病患者は本当に増えているのか
第2章 診断―「うつ病」とは何か
第3章 薬―新型抗うつ剤の実像
第4章 疾病化―社会問題を個人の病気にすり替える
第5章 自殺―「自殺はうつ病」という誤解
第6章 背景―患者作りと投薬を進める構造
第7章 提言―精神科医療を変えてゆくために



